一式10cm自走砲(ホニII)

Type1 10cm Self-Peopelled Howitzer (HONI-2)

日本陸軍 1944年

一式10cm自走砲
米軍に鹵獲された一式10cm自走砲

 歩兵部隊の主力機動野砲であった九〇式75ミリ野砲を搭載した 一式砲戦車を開発した日本陸軍で あったが、より強力な火力を求めて九〇式野砲とほぼ同重量で口径が大きい九一式10センチ野砲を 搭載する自走砲も製作した。それがこの一式10センチ自走砲である。
 九一式10センチ野砲(正確な口径は105ミリ)は九〇式75ミリ野砲の火力を補うため製作さ れた砲で、砲身こそ短い(よって初速が遅く射程距離も若干短い)ものの3センチという口径の差に より破壊力は段違いに大きい砲弾が発射できる。
 当車は一式砲戦車とほぼ同等のスタイルをしており、砲重量の関係から若干重くなっている以外に 差異は無いが、生産着手が遅かったため生産数はごく少数であり、完成した車両も本土決戦用として 温存されたため、目立った戦果は挙げていない。

スペックデータ(一式cm自走砲)
全長5.56m全高2.39m
全幅2.33m重量16.3トン
最高速度38km/h行動距離300km
発動機九七式水冷V型12気筒ディーゼル 170馬力×1基
乗員数5名総生産数不明
武装九一式10cm野砲×1(車載用に改造)
最大装甲厚(側面)12mm〜(前面)50mm、上面は装甲なし
派生改良型 ホニII:別名一式自走砲。生産数は少数