カルロ・アルマートM13中戦車

Medium Tank M13
Carro Armato M13


イタリア陸軍 1940年

M13/40
M13/40中戦車(M14/41とも呼ばれる後期生産型)

下記写真はデアゴスティーニ社発行「隔週刊 コンバット・タンク・コレクション」付属の模型です(クリックで拡大(要Javascript))
M13
第22号(2013.04.09)
「M13/40」1942年


 1940年にイタリア陸軍機甲総監に就任したフェロレト将軍は装甲車両の近代化計画を推進した。当車両はその計画における新世代中戦車の中核となるもので、先に開発されたM11中戦車の欠点であった小口径でかつ射界が狭かった主砲を改良しつつ、車体をスケールアップしたものとなっている。
 全周旋回式砲塔を大型化し高初速の47ミリ戦車砲を搭載することで火力の増強を図り、車体の大型化や装甲強化を盛り込まれた試作車は1940年に完成、同年中に約250両が軍へ納入され早速北アフリカ戦線へ投入となったが、初期に投入された車両には砂漠用防砂フィルターが装備されていなかったため、エンジン系統にトラブルが続き稼働率は非常に低かった。ちなみにM11では車体左側に寄せて搭載されていた砲塔は当車では右側へ寄せられている。北アフリカ戦線での戦訓は早速改良に取り入れられ、後期生産型では熱帯用装備が加えられた。更に出力を強化したエンジンを搭載したため機動性も向上している。
 高初速47ミリ砲を搭載した当戦車の評価は高く、熱帯用対策を加えた後期型は故障も減って快調であったが、47ミリ砲程度ではイギリス軍のマチルダ戦車の重装甲には歯が立たず 敗走することも多々あった。

スペックデータ(M13/40中戦車)
全長 4.93m全高 2.38m
全幅 2.23m重量14.3トン
最高速度33km/h行動距離200km
発動機フィアット/スパ TM40 液冷V型8気筒ディーゼルエンジン 125馬力×1基
乗員数4名総生産数799両(709両説もある)
武装47/32 47mm戦車砲×1、ブレダ38 8mm機銃×3(連装1、同軸1)
最大装甲厚(上面)9mm〜(前面)37mm
派生改良型 M13/40:M11中戦車の拡大改良型。47mm砲を砲塔に搭載した
M14/41:M13後期生産型の非公式名称。熱帯対策を施し、出力強化(145hp)された
砲兵観測車:M13の砲塔に測距儀とキューポラを装備した車両。主砲はダミーに換装
PzKpfw M13/40 735(i):ドイツ軍に鹵獲された後のドイツ軍名称。後期型はPzKpfw M14/41 736(i)