セモベンテL40対戦車自走砲

47mm Self-Peopelled Gun L40
Semovente L40


イタリア陸軍 1940年

L40
L40対戦車自走砲(写真はダミー砲を搭載した指揮車両)

 イタリアにおける自走砲開発は遅く、1930年代末になってから開始された。最初はL3豆戦車 に47mm対戦車砲を搭載した対戦車自走砲を試作したのだが、これは試作のみに終わっている。続いて 1940年からL6軽戦車の車台を利用 した対戦車自走砲の開発が開始され、翌年試作車が完成。これがL40対戦車自走砲として採用、イ タリア陸軍初の量産型自走砲となった。
 L6軽戦車の砲塔を撤去し、オープントップ化した上部構造に32口径47mm対戦車砲を搭載しただけ のものであるが、小型軽量の車体やイタリア軍として珍しいトーションバーサスペンションなどL6 の特徴は全て引き継いでいるが、元は2名乗りであったものが当自走砲は砲装填手を加えた3名乗り になっている。車体右側に操縦席があるため砲は左側にオフセットされて搭載している。
 大戦初期には各戦線で活躍したが、連合軍戦車の装甲が強化されると47mm対戦車砲では歯が立たな くなり徐々に第一線を退いていった。ドイツ軍によって占領後、生き残っていた約80両が接収され たが16両がドイツ軍により使用されたのみで大半はクロアチアに輸出されている。

スペックデータ(L40対戦車自走砲)
全長 3.80m全高 1.72m
全幅 1.86m重量 6.7トン
最高速度36km/h行動距離200km
発動機フィアット/スパ 18D 液冷直列4気筒ガソリンエンジン 68馬力×1基
乗員数3名総生産数約300両
武装47/32 47mm対戦車砲×1
最大装甲厚(上面)なし〜(前面)30mm
派生改良型 L40:L40 da 47/32とも呼ばれる。派生型としてダミー砲搭載の指揮車両がある
StuG L6 mit 47/32 770(i):ドイツ軍に鹵獲された後のドイツ軍名称