セモベンテda149/40自走砲

149mm Self-Peopelled Gun
Semovente da 149/40


イタリア陸軍 1943年

149/40
米軍に鹵獲された試作自走砲1号車

 戦車の車台に90mm高射砲を搭載した M41M対戦車自走砲の成功に意を 強くしたイタリア陸軍は次に野戦重砲を搭載した自走砲の開発を行うこととした。しかしアンサル ド社が開発した牽引式149mm加濃砲を搭載するには既存の戦車車台では小さすぎて搭載不可能だった ため車台は新規開発することになった。
 フィアット/アンサルド社が開発した車台はイタリア軍装軌車両の中でも最大級のもので、重量 バランスの関係から砲は車体後部に搭載されるためエンジンは車体中央部に設置された。新規開発 の車台とは言え、足周りはP26重戦車の ものが流用されており開発期間短縮に一役買っている。
 砲の搭載方法や操縦室・機械室の設置を工夫したため走行姿勢は非常に背が低く仕上がっており、 砲撃時に車台の動揺を抑えるための折り畳み脚が車体最後尾に装備されていた。試作車はイタリア 降伏直前に完成したため一度も戦闘に参加せず、米軍に鹵獲されたためドイツ軍の手にも渡らなか った(と伝えられているが上の写真にはドイツ軍のマーキングが施されている)。
 イタリア北部を占領したドイツ軍は工場内で当自走砲10両分の資材を接収しているが、ドイツ 軍により完成させられた車両は無い。

スペックデータ(da149/40自走砲)
全長 6.50m全高 2.00m
全幅 2.90m重量24.0トン
最高速度不明行動距離不明
発動機スパ 液冷V型ガソリンエンジン 250馬力×1基
乗員数不明総生産数1両
武装149/40 149mm榴弾砲×1
最大装甲厚(上面)なし〜(車体前面)50mm
派生改良型 da 149/40:試作車のみ完成。イタリア唯一の自走重砲