38Mトルディ軽戦車

Light Tank 38M
38M "Toldi"


ハンガリー陸軍 1938年

Toldi
仮設橋を渡る38Mトルディ

 第二次大戦前のハンガリー陸軍は主力機甲兵力として、イタリアのフィアット・アンサルド社製豆戦車 CV33とスウェーデンのランツベルグL −60軽戦車を国産化したものを少数配備していた。当38M軽戦車は、その国産化された軽戦車である。
 1937年にブダペストのマンフレッド・ヴァイス社がライセンス権を得て国産化に着手した車両で、 基本的にはスウェーデンの輸出戦車であるL−60Bと同仕様の車体を持っていた。ただし主砲はL−6 0が装備するボフォース製機関砲では無く、英国製の対戦車ライフル(のライセンス品)に変更されてい る。またエンジンもドイツ・ビューシングNAG社製のライセンス品となっており、トランスミッションだけ は国産のものが使用された。
 大戦中も生産は継続されているが、ドイツから供給される III号戦車IV号戦車があったため、あまり生産数は 多くない。

スペックデータ(トルディII)
全長 4.75m全高 2.14m
全幅 2.05m重量 8.7トン
最高速度50km/h行動距離220km
発動機ビューシングNAG L8V/36TR 液冷V型8気筒ガソリンエンジン 155馬力×1基
乗員数3名総生産数224両
武装36M 20mm対戦車ライフル×1、34M 8mm機銃×1
最大装甲厚(上面)6mm〜(前面)33mm
派生改良型 Toldi I:初期生産型。大半の部品が輸入品だった
Toldi II:全部品を国産化したモデル。装備自体はToldi Iと同じ
Toldi IIa:42M 40mm砲を搭載した火力強化型。Toldi IIから改装
Toldi III:装甲強化型。40mm砲搭載。生産数は少ない