IV号突撃砲

Assault Gun Tank IV
Sturmgeschütz IV


ドイツ陸軍 1943年

StuG IV
IV号突撃砲(後期生産型)

下記写真はデアゴスティーニ社発行「隔週刊 コンバット・タンク・コレクション」付属の模型です(クリックで拡大(要Javascript))
IV号突撃砲
第84号(2015.09.01)
「IV号突撃砲」1944年


 1943年初頭、クルップ社はIV号戦車の車台にIII号突撃砲の上部構造を搭載した新型突撃砲の開発に着手した。IV号戦車G型の車台にIII号突撃砲F/8型の戦闘室を載せる計画であったが重量の増加やIV号戦車自体の生産を圧迫するとして開発計画は立ち消えとなってしまった。
 しかし同年末に連合軍の爆撃によってアルケット社の工場が破壊されてしまい、III号突撃砲の生産が一時ストップしてしまったことと、前線からの「通常のIV号戦車よりもIII号突撃砲のほうが戦闘能力が高い」という報告などから再度IV号戦車とIII号突撃砲を組み合わせた新型突撃砲が注目され、ヒトラーからも優先生産命令が出された。
 クルップ社では以前の設計を用いて生産を開始、最初の30両はIV号戦車車台をそのまま流用したが以降は専用に生産された車台(といっても設計自体に変更は無い)を利用して量産が続けられた。主砲はIII号突撃砲G型と同じ48口径7.5センチ砲を搭載しているが、後期生産型からはザウコップフ(Saukopf:豚の頭)型防楯や遠隔操縦の外付け機銃などを装備するようになっている。また補助装甲として15センチ厚のコンクリート塊を戦闘室前面に搭載した車両も多い。
 III号突撃砲と同様歩兵支援や対戦車戦闘に使用されており、配備部隊もIII号突撃砲と同様(ドイツ軍の装甲戦闘車両のうち戦車や駆逐戦車は戦車兵が運用したが自走砲の一種に分類されていた突撃砲は砲兵が運用している)であった。

スペックデータ(IV号突撃砲:後期生産型)
全長 6.70m全高 2.20m
全幅 2.95m重量23.0トン
最高速度38km/h行動距離210km
発動機マイバッハHL120TRM 水冷V型12気筒ガソリンエンジン 300馬力×1基
乗員数4名総生産数1,139両
武装StuK40 7.5cm加濃砲×1、MG34 7.92mm機銃×1
最大装甲厚(上面)10mm〜(前面)80mm
派生改良型 StuG IV:IV号戦車車台利用の突撃砲。派生型等は無い