軽装甲偵察車 SdKfz221/222/223

Light Armored Car 221/222/223
Leichte PzSpWg SdKfz221/222/223


ドイツ陸軍 1934年

SdKfz222
軽偵察装甲車SdKfz222(2cm型:後期生産型)

下記写真はデアゴスティーニ社発行「隔週刊 コンバット・タンク・コレクション」付属の模型です(クリックで拡大(要Javascript))
SdKfz.222
第64号(2014.11.25)
「SdKfz.222」1943年


 1930年代、ドイツ軍は再軍備計画により部隊機甲化をすすめ、機甲部隊の中心となる戦車開発の他に歩兵部隊の機械化や偵察車両の開発も並行して行われた。統制型(基本設計が統一された大量生産向きの)四輪駆動車両などが開発され輸送・偵察・指揮・啓開など多彩な任務に使用されることになった。輸送任務については後にハーフトラック(後部車輪が無限軌道となっている輸送車両)なども加わっている。
 この軽装甲車は偵察・啓開任務用に開発されたもので、統制型四輪駆動重兵員車ホルヒ8Dをベースに、平面を組み合わせた装甲と機銃座を搭載した車両である。装甲は圧延鋼板を溶接にて組み合わせたもので、適度な傾斜角を持っていたため避弾径始にも優れ小銃弾程度なら防ぐことができた。銃座には機銃(モデルによっては機関砲)1丁が搭載された。
 このホルヒ重兵員車をベースにした軽偵察装甲車はSdKfz221(Sonderkraftfahrzeug221:特殊車両221型)と呼ばれたが、後に改良型としてSdKfz222、223へと発展していくことになった。エンジンを強化した222や更に装甲を強化した223を含めると細かい差異がある生産シリーズが15種ほどある。
 大戦緒戦から各戦線へ投入され戦車師団や機械化歩兵師団の偵察装甲車中隊に配備、大戦全期を通じて使用された。

スペックデータ(SdKfz222(2cm型:後期生産型))
全長 4.80m全高 2.00m
全幅 1.95m重量 4.8トン
最高速度85km/h行動距離300km
発動機ホルヒ3.8 水冷V型8気筒ガソリンエンジン 90馬力×1基
乗員数3〜4名総生産数約1,900両
武装KwK30またはKwK38 2cm機関砲×1、MG34 7.92mm機銃×1
最大装甲厚(上面)なし〜(前面)8mm(これにプラスして車体前面に20mmの追加装甲を施した)
派生改良型 SdKfz221:砲塔に7.92mm機銃を搭載した初期モデル。後期型は2.8cm機関砲を装備した
SdKfz222:エンジン強化モデル。砲塔に2cm機関砲を搭載した。後期モデルは装甲も強化
SdKfz223:222の装甲強化モデル。遠距離用無線機を搭載。大型フレームアンテナが特徴