VI号戦車 ケーニヒス・ティーガー

Heavy Tank VI "KingTiger"
Panzerkampfwagen VI Ausf B "KönigsTiger"


ドイツ陸軍 1944年

Tiger II
VI号戦車B型ティーガーII(ヘンシェル砲塔装備型)

下記写真はデアゴスティーニ社発行「隔週刊 コンバット・タンク・コレクション」付属の模型です(クリックで拡大(要Javascript))
ティーガーII
第5号(2012.08.14)
「ティーガーII」1944年
(ヘンシェル砲塔搭載)
ティーガーII
第42号(2014.01.21)
「ティーガーII」1944年
(ポルシェ砲塔搭載)


(当戦車は厳密に言えばティーガー重戦車の派生型ですが、ドイツ軍最後にして最強の重戦車として当サイトでは別項を設けました)
 1941年にティーガー重戦車を開発しているとき提案された、71口径長砲身88ミリ砲(ティーガーの砲は56口径)を装備した重戦車案は計画のみで実現されなかった。しかし1943年になって、この砲を搭載できる大型砲塔を備えた新型ティーガーの開発命令が出された。
 砲塔の大型化のみにとどまらず前面装甲の強化(5割増になった)も盛り込まれた計画で、同年秋には実物大模型が完成、ポルシェ博士が提示した曲面で構成された前面装甲を持つ砲塔案が採用された。だが、この曲面形状は砲弾が命中したときにショットトラップ現象(砲塔と車体の間に砲弾を誘導してしまう現象。砲塔と車体の継ぎ目は旋回機構があるため弱くなっている)を起こしやすいとして制式から外されている(初期生産型の50両ほどに使用されたのみである)。代わってヘンシェル社が開発した砲塔は前面を絞り込み前面面積を極端に減らしたもので、生産51号車からはこのヘンシェル砲塔が採用されている。
 また車体自体も分厚い装甲を箱形に組み上げたティーガーと異なり、避弾径始を高めるため傾斜した装甲板を多用したもので、ティーガーよりもパンターの拡大版といった形状になっている。
 ケーニヒス・ティーガーやティーガーIIとも呼ばれる量産型の部隊配備が開始されたのは1944年6月からで、陸軍およびSSの独立重戦車大隊に配備され東西両戦線で無敵を誇ったが圧倒的物量で攻め込む連合軍を足止めするには数が少なすぎたのだった。

スペックデータ(VI号戦車B型:ヘンシェル砲塔型)
全長10.30m全高 3.08m
全幅 3.76m重量68.0トン
最高速度35km/h行動距離170km
発動機マイバッハHL230P30 水冷V型12気筒ガソリンエンジン 700馬力×1基
乗員数5名総生産数489両
武装KwK43 8.8cm戦車砲×1、MG34 7.92mm機銃×2
最大装甲厚(上面)40mm〜(前面)180mm
派生改良型 VK4502:新型ティーガーの開発名称
Pzkpfw VI Ausf B:ティーガーIIの制式呼称。6号戦車B型、Tiger II