II号自走砲

15cm Self-Peopelled Heavy Infantry Gun II
15cm sIG33 auf PzKpfw II(Sf)


ドイツ陸軍 1941年

sIG33 Pzkpfw2
II号自走砲

 それまでトラックや馬などに牽引させていた歩兵砲を装軌車両に搭載した 号自走砲を 開発し電撃戦に投入したドイツ軍は、自走砲の一応の成功に高い評価を与えた。しかし小型の車台に 砲架そのままで搭載した号自走砲は背が高く応急然としたスタイルや貧弱な装甲などの 諸問題点も抱えていた。
 そこで砲架を取り外すことで全高を押さえた新型自走砲を開発することにし、 号戦車よりも大型で 若干余裕のあるII号戦車の車台を ベースに試作が行われた。しかしII号戦車B型をベースにした試作車(1941年2月完成)による 実用試験で、まだ砲操作スペースが狭いことが判明したため生産型では車台を延長した(転輪が一組 増えて片側6輪となった)ものを使用することとなった。
 通常の牽引用砲架を取り外したため低い戦闘室に砲が収まり(また戦闘室自体はオープントップだ ったため)車体全高は低く抑えられた。さらに延長された車体も機関室大型ハッチの新設や側面装甲 の強化が行われており利便性が向上している。
 車台を新造する必要があったため生産着手は同年秋になってしまったが無事に生産が開始された。 しかし生産されたのはごく少数に留まっており、完成した車両は全て北アフリカ戦線へ送られ北アフ リカ戦線が崩壊するまで、その地で活躍した。

スペックデータ(II号自走砲)
全長 5.41m全高 1.9m
全幅 2.6m重量11.2トン
最高速度40km/h行動距離160km
発動機マイバッハHL62TR 水冷直列6気筒ガソリンエンジン 140馬力×1基
乗員数4名総生産数12両
武装sIG33 15cm歩兵砲×1、MG34 7.92mm機銃×1
最大装甲厚(上面)なし〜(前面)30mm
派生改良型 sIG33 Pzkpfw II(Sf):II号戦車車台ベースの自走歩兵砲。生産数はごく少数