LT−34軽戦車

Light Tank LT-34
Lehky Tank LT-34 (CKD/Praga P-II)


チェコスロバキア陸軍 1934年

LT-34
LT−34軽戦車

 チェコスロバキアは1918年の独立以来兵器輸出国として有名であり、プラガ自動車など が合併してできたCKD企業体やスコダ社など優秀な兵器産業がひしめいていた。しかし自軍 の戦車は英国ビッカース製などの輸入品に頼っていたため、1930年代から自国製戦車の開 発に乗り出すことになった。
 最初はビッカース・アームストロング社の豆戦車を発展させた最初の国産装軌車両であるT −33豆戦車を1933年に採用、これはドイツがチェコスロバキアを占領する1939年ま で国境警備隊で使用された。続いて軽戦車として開発されたのが当LT−34である。
 車台は自動車会社として活躍していたプラガ社が担当、砲塔などはCKD企業体により開発 され、1934年に制式採用となった。完全国産化戦車として初めて量産化された戦車だけあ って軍の期待も高かったが、経験不足のためか非常に騒音の大きい車両になってしまい、搭乗 員の疲労度を高めただけに終わっている。
 しかし整備製の高い機構や全周旋回式砲塔など当戦車の良好な部分は後継となるLT−35、 LT−38に引き継がれており、この両後継車はそれぞれドイツ軍に接収後 35(t)戦車38(t)戦車として名を残す 優秀戦車になっている。
 なお当戦車はドイツ軍接収後、ルーマニアに全車譲渡されている。

スペックデータ(LT−34)
全長 4.08m全高 1.85m
全幅 2.08m重量 7.5トン
最高速度38km/h行動距離不明
発動機プラガ 水冷ガソリンエンジン 62馬力×1基
乗員数4名総生産数50両
武装スコダvz34 37mm戦車砲×1、7.92mm機銃×2
最大装甲厚(最大厚部)15mm
派生改良型 LT-34:P-IIとも呼ばれるチェコ最初の量産型軽戦車。1938年、LT-35準拠に駆動系を改修