ヤコブレフ Yak−12”クリーク”

Yak-12 "CREEK" , Yakovlev

Yak-12
旧ソビエト空軍所属のYak−12

 第二次大戦中に試作されたYak−10をベースにした連絡/観測機。支持棒付きの高翼単葉機で 同様の任務を果たす Fi−156シュトルヒO−1バードドッグなど に似た機体構成である。ただし寒冷地使用が前提となるソビエト機らしく降着装置は車輪・ソリ(ス キー)両用であった。
 原型機を含む初期の生産型にはM−11FRエンジンが搭載されていたが、1950年になって強 力なAI−14Rエンジンが使用できるようになると、このエンジン搭載型へ生産タイプは移行した。
 軍では着弾観測/連絡機として使用されたが、民間にも軽貨物輸送機や農業用として多数の機体が 供給されている。この民間用機は軍から払い下げられた機体も多く含まれている。
 初期の機体はソビエトとポーランドで生産されていたが、後にはポーランドでの独占生産体制へ移 行した。また、中国でも当機のコピー機を開発し大量生産が行われた。正確な機数は不明だが全タイ プ合計で数千機が製作されたようで、現在も農業用や民間飛行学校などで多数の機体が飛行している。

機体詳細データ(Yak−12A)
寸法(L×W×H/翼面積)9.00×12.60×2.44m / 22.66m2
機体重量(自重/全備)1,060kg / 1,600kg
飛行速度(最大)230km/h
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)4,550m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離1,070km
エンジンイフチェンコ設計局製 AI−14R星形ピストンエンジン×1基
出力 260hp
武装通常は武装なし
乗員数/機体初飛行4名 / 1947年
備考(各タイプ詳細) Yak-12:原型機を含む初期生産型。3座。M-11FRエンジン(160hp)搭載
Yak-12R:AI-14Rエンジン(260hp)搭載型。3座。最多生産モデル
Yak-12A:R型に新設計主翼/尾翼を搭載した改良型。4座
Yak-12B:主翼を複葉としたSTOL実験機。AI-14RFエンジン(300hp)搭載
Yak-12GR:初期生産型にフロートを装備した水上機型
Yak-12M:胴体を延長し、尾翼面積拡大改修をした輸送機型
Yak-12S:初期生産型をベースにした救急輸送型。担架1台と看護兵を搭載可能
Yak-12SKh:初期生産型をベースにした農業用機。大型薬剤散布箱を搭載
LAST UPDATE 2001,06,24