ピアッジョ P136−L

P.136-L , Poaggio

P136-L
イタリア空軍所属のP136−L

 第二次大戦前にはシュナイダー・トロフィーで名を馳せ、大戦中にはイタリア軍が採用した唯一の4発 爆撃機P108を 開発したイタリアのピアッジョ社が大戦後に開発した水陸両用機。
 艇体下面段付きの全金属製構造の機体に片持ち高翼配置のガル(カモメ)翼を持ち、主翼外翼部に補助 フロートが取り付けられている。また胴体両脇と機体尾部に引き込み式降着装置も取り付けられているた め水陸両用として使用可能である。
 アブコライカミング社製のエンジン2基を主翼上面に取り付け、推進式プロペラを駆動する方式をとっ ている。乗員は操縦席に2名が搭乗するほか、後部のベンチ型座席に3名が搭乗可能である。
 1949年にイタリア空軍は徹底的な試験の末、当機を沿岸哨戒/捜索救難機として採用、1950年 から14機の調達が開始された。搭載するエンジンの違いから2種類のモデルが存在するが、これはイタ リア空軍納入機に限ったことではなく、アメリカのトラッカー・エアクラフト社がライセンス生産した民 間向けモデル、ロイヤル・ガルも同様の構成であった。

機体詳細データ(P136−L2)
寸法(L×W×H/翼面積)10.80×13.53×3.83m / 25.1m2
機体重量(自重/全備)2,110kg / 3,000kg
飛行速度(最大)335km/h(海面高度)
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)7,800m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離1,450km
エンジンアブコライカミング社製 GSO-480水平対向ピストンエンジン×2基
出力 340hp×2
武装武装なし
乗員数/機体初飛行乗員2名+兵員3名 / 1948年後半
備考(各タイプ詳細) P136-L:当機の総称。原型機の呼称でもある
P136-L1:GO-480-Bエンジン(270hp)搭載の初期生産型
P136-L2:GSO-480エンジン搭載の改良型
LAST UPDATE 2001,06,16