アエロスパシアル SA315ラマ

SA315 Lama ,Aerospatiale

SA315B
民間企業所属のSA315Bラマ

 1960年代末期にインド軍からの要望に応えて開発された機体で、高温多湿、かつ標高の高い地域 での運用を主眼に置いたものである。アルエットIIの 構造を強化した機体にアルエットIIIのエンジンや ローターシステムを組み合わせている。
 試作型SA315は初飛行直後の1969年に、これまでのヘリコプターが行動したことのない標高 地(標高7,500m)で離着陸できることを証明(乗員2名+貨物120キログラム搭載)しており、 生産型のSA315Bは1972年にヘリコプターの絶対高度記録12,442mを達成している。これ によって高地における運用能力は充分以上のものを持っていることが証明され、また姉妹機であるアルエッ トシリーズの評判にも押される形で順調にセールスを延ばした。
 軽旅客機や作業機、農業機などの民間需要と同時に軍用としてもアルエットシリーズと同様の万能機と して活躍し、インドHAL社やブラジルのヘリプラス社ではライセンス生産も行われた。

機体詳細データ(SA315B)
寸法(L×W×H/ロータ径)10.26×?×3.09m / 11.02m
機体重量(自重/全備)1,021kg / 1,950kg(外部吊り下げ過荷重時は2,300kg)
飛行速度(最大/巡航)120km/h(過荷重(機体総重量2,300kg)時の記録)/不明
上昇率(海面上)234m/min
上昇限度(実用/限界)3,000m / 地面効果なしのホバリング限界 1,550m
離着陸距離(離陸/着陸)−−−−−−−
航続距離不明
エンジンチュルボメカ社製 アルツーストIIIBターボシャフト×1基
出力550hp 機体内燃料搭載量不明
武装基本的には無し
乗員数/機体初飛行乗員2名+乗客3名 / 1969年3月17日(原型SA315)
備考(各タイプ詳細) SA315:原型機。標高7,500mでの離着陸実験などにも使用された
SA315B:生産型。1971年にメーカーがラマと愛称を付けた
LAST UPDATE 2006,10,09