ミル Mi−8”ヒップ”

Mi-8 "HIP" ,Mil

Mi-8
ギニアビサウ共和国軍に所属するMi−8”ヒップC”

 旧ソビエトを代表するヘリコプター設計者ミハイル・レオンチェビッチ・ミルの設計局で生み出された 旧東側随一の輸送・旅客ヘリコプター。Mi−4をベースにタービンエンジン1基を搭載した原型1号機 の初飛行は西側に大きな衝撃を与えた(原型2号機からはエンジン2基を搭載した)。
 単純ながらも頑丈な造りと能力の高さから民間・軍用ともに重宝され、各種派生型を含め10,000 機以上が製造されたという。民間型はアエロフロート航空などでコミューター機として使用されたが、軍 用型は輸送・対地攻撃・地雷敷設・電子対策など幅広い用途に使用されている。また旧共産圏やアフリカ 諸国などにも多数が輸出され、現在も第一線で活躍中である(最近はPKO活動などで国連軍塗装を施し た当機や民間型をニュースなどで見かけることも多い)。

機体詳細データ(Mi−8)
寸法(L×W×H/ロータ径)18.17×2.50×5.65m / 21.29m
(機体寸法はローターを含まないサイズ。全幅は装備品などを含まない胴体寸法)
機体重量(自重/全備)7,260kg / 12,000kg(軍用モデルの代表的な重量)
飛行速度(最大/巡航)260km/h / 180km/h
上昇率(海面上)549m/min
上昇限度(実用)4,500m
離着陸距離(離陸/着陸)−−−−−−−
航続距離445km(全備重量、貨物型)、500km(乗客28名)
エンジンイソトフ設計局製 TV2−117Aターボシャフト×2基
出力1,700hp×2 機体内燃料搭載量1,459kg
武装55ミリロケットポッド×4、AT−2対戦車ミサイル×4、AT−3対戦車ミサイル×6など搭載可能(軍用型各種)
乗員数/機体初飛行乗員2名+乗客28名(民間旅客型) / 1961年(Mi−4改造の原型機)
備考(軍用各タイプ詳細) 【下記の"HIP〜"はNATOの分類による】
Mi-8 "HIP A":Mi−4改装の原型1号機。エンジン1基と4枚羽根ローターを持つ
Mi-8 "HIP B":エンジン2基と5枚羽根ローターを持つ原型2号機
Mi-8 "HIP C":基本の軍用強襲輸送機型。ロケット弾ポッドを装備可能
Mi-8 "HIP D":空中通信用に開発された機体。ヒップCにアンテナ等を追加
Mi-8 "HIP E":軍用支援型機体。機首に機銃を装備。AT−2ミサイル搭載可能
Mi-8 "HIP F":AT−3ミサイルを搭載するE型改良型。主に輸出用
Mi-8 "HIP G":空中通信型。乗員室後部から突き出すアンテナが特徴
Mi-8 "HIP J":電子対策型。センサー類を追加装備している
Mi-8 "HIP K":通信妨害電子対策型。胴体両側に大型のアンテナ配列を持つ
LAST UPDATE 2000,11,25