ミル Mi−6”フック”

Mi-6 "HOOK" , Mil

Mi-6
モニノ空軍博物館に展示されているMi−6A(旧ソビエト軍塗装)

 旧ソビエト空軍とアエロフロート航空両者から出された要求条件を満たすために開発された大型貨物ヘリ コプター。完成した当時、世界最大寸法・最大重量を誇るヘリコプターであり、西側で当機に匹敵するサイ ズのヘリコプターは十数年も遅れて開発されている。
 旧ソビエトで生産された初のタービンエンジン搭載ヘリコプターでもある当機は、固定翼貨物機のような スタイルをした胴体の両側に取り外し可能な肩翼を持っており、この肩翼によって巡航時にローター翼にか かる負荷を軽減するようになっている(大重量貨物輸送時にはこの肩翼を取り外すことで自重を減らしペイ ロードを増すこともできる)。完全武装兵士なら70名を搭載可能であるが、座席配置の変更で担架41と 医療スタッフを乗せる医療輸送機としても従事できる。また貨物輸送機として内部荷重12,000kgまで の貨物を搭載できるほか、外部に吊り下げて飛行することも可能である。
 1960年から量産機生産が開始され、1962年には国際航空連盟認定記録(速度記録や有償荷重搭載 時高度記録など)を14も樹立している。主要生産型であるMi−6Aは最初の生産型に小改良を加えた機 体で、1981年の生産終了までに約800機が生産・納入された。
 旧ソビエト以外に、エジプトやアルジェリアなどにも輸出され軍用輸送や土木建設などに使用されている。

機体詳細データ(Mi−6A)
寸法(L×W×H/ロータ径)41.74×不明×9.86m / 35.0m (全長はロータ含む。全幅はデータ無し)
機体重量(自重/全備)27,200kg / 42,500kg
飛行速度(最大)300km/h
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)4,500m
離着陸距離(離陸/着陸)−−−−−−−
航続距離620km(有償荷重8,000kg)
エンジンソロビエフ設計局製 D−25Vターボシャフト×2基
出力 5,500hp×2
武装武装なし。最大貨物積載量 12,000kg
乗員数/機体初飛行乗員5名+兵員65〜90名 / 1957年9月
備考(各タイプ詳細) Mi-6:原型機を含む最初の生産型。NATOコード”フック”(HOOK)
Mi-6A:主要生産型。Mi−6の小改良タイプ
LAST UPDATE 2001,06,02