ミル Mi−26”ヘイロー”

Mi-26 "HALO" , Mil

Mi-26
ロシア陸軍所属のMi−26”ヘイロー”

 旧ソビエト(現ロシア)のヘリコプター担当設計局であるミル設計局が開発した重輸送ヘリコプター。 実用量産機としては世界最大のヘリコプターである。同じミル設計局が製作 したMi−6やMi−10 とといった大型輸送ヘリコプターの後継機として開発された当機は、広大な国土を持ちながら交通不便 かつ未開の土地を多く含むロシアならではの機体であろう。
 貨物搭載量や貨物室容積は米国が誇る戦術輸送機 C−130ハーキュリーズに 匹敵する大きさを持ち、その大きな貨物室に22トンもの貨物を搭載(または機外に吊り下げ)すること が可能である。機体後部は両開きの大型ドアとなっており、貨物の積み降ろしの障害にならないよう主脚高 の調整が可能となっている(また邪魔にならないようテールスキッド(尾部ローターの下にある地面接触防 止用の張りだし)はテールブーム内に引き込めるようになっている)。
 これだけの機体を空中に浮かせるため、ローターも尋常の物でなく8枚ブレードのグラスファイバー製 で先端部分とローターハブはチタンで保護強化されている。また搭載エンジンも一万馬力を超えるターボ シャフトエンジンを2基搭載しており、通常は2基のエンジン出力を同調させているが、どちらか1基が 不調時には残り1基が自動的に出力を上げ飛行に必要な出力を保つようになっている。
 旧ソビエト(ロシア)陸軍へは1985年から部隊配備が開始されており、チェルノブイリ原発事故の 際も処理作業に使用された。また海外顧客としてインドが10機程度の調達を実施している。

機体詳細データ(Mi−26)
寸法(L×W×H/ロータ径)40.03×3.25×8.15m / 32.0m
(全長はロータ含む、胴体のみの全長は33.73m。全幅は貨物室の内寸)
機体重量(自重/全備)28,200kg / 49,500〜56,000kg
飛行速度(最大/巡航)295km/h / 255km/h
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用/限界)4,600m / 地面効果内ホバリング限界 1,800m
離着陸距離(離陸/着陸)−−−−−−−
航続距離800km(通常ペイロード)
エンジンロタレフ設計局(現プログレス)製 D−136ターボシャフト×2基
出力 11,240hp×2  機体内燃料搭載量 12,000リットル
武装武装なし。最大貨物積載量 22,000kg
乗員数/機体初飛行乗員5+兵員40〜100名 / 1977年12月14日
備考(各タイプ詳細) Mi-26:当機の呼称。NATOコード”ヘイロー”(HALO)
LAST UPDATE 2001,05,16