ミル Mi−24”ハインド”

Mi-24 "HIND" ,Mil

Mi-24
旧東ドイツ軍所属のMi−24D”ハインドD”

 旧ソ連で最も多く生産されたヘリコプター Mi−8をベースに開発 された攻撃型ヘリ。ローターはMi−8の物を発展させた5枚ブレードで、銃撃被弾や低空飛行時の 接触に備えてチタニウムやグラスファイバーを使用して強度が高められている。また輸送ヘリである Mi−8がベースのため攻撃ヘリとしては珍しく後部キャビンに兵員を搭載することも可能となって おり、対地攻撃だけでなく歩兵部隊を伴った強襲や侵入任務にも使用できる。
 C型までは通常のヘリと同様の並列複座コクピットだったが、D型からはタンデム複座(前席が銃 手、後席が操縦士)に変更されている。またエンジンもMi−8と同じ物から強力なTV3−117 へ変更された。
 E型以降は火器管制システムが更新され、AT−6対戦車ミサイルやAA−8空対空ミサイルの搭 載も可能となっている。
 アフガニスタンでの対ゲリラ戦に活躍し(勇猛なアフガンゲリラに『ソビエト兵は恐れるに足りな いが、彼らのヘリコプターはとても恐ろしい』と言わしめた)、2,000機以上が生産されソビエ ト以外にも旧共産圏各国へ配備された。現在もロシア陸軍や旧共産圏諸国などで使用中である。

機体詳細データ(Mi−24D)
寸法(L×W×H/ロータ径)17.51×2.04×6.5m / 17.3m
(全長、全幅は胴体の寸法)
機体重量(自重/全備)8,200kg / 12,000kg
飛行速度(最大/巡航)333km/h / 268km/h
上昇率(海面上)750m/min
上昇限度(実用/限界)4,500m / ホバリング限界1,500m
離着陸距離(離陸/着陸)−−−−−−−
航続距離1,000km(増槽使用)
エンジンイソトフ設計局製 TV3−117ターボシャフト×2基
出力1,640kw(約2,200hp)×2
武装12.7mmガトリング砲×1、UV−32ロケットポッド・爆弾等×4、AT−2対戦車ミサイル×4など最大外部搭載量1,500kg
乗員数/機体初飛行2名 / 1972年?
備考(各タイプ詳細) 【下記の"HIND〜"はNATOによる分類です】
Mi-24 "HIND A":並列配置操縦席と機首前席に銃手席を配置した3座強襲型
Mi-24 "HIND B":最初の生産型。尾部ローターが機体右側にあるのが特徴
Mi-24 "HIND C":"HIND A"と同じ型だが機首の機銃と翼端ミサイルレールが無い
Mi-24D "HIND D":操縦席が直列配置2座に変更された型。機首に4銃身ガトリングタレットを装備
Mi-24V "HIND E":"HIND D"改良型。AT−6対戦車ミサイルを12発搭載可能
Mi-24P "HIND F":"HIND E"改良型。機首タレットを外し2門の30mm機関砲を胴体右側面に装備
Mi-24R "HIND G":NBC(核・生物・化学)下での偵察用。チェルノブイリ原発事故でも使用された
Mi-24K "HIND G":写真偵察用。後部兵員室に超望遠カメラを装備
Mi-25:"HIND D"の輸出型名称
Mi-35:"HIND E"の輸出型名称
A-10:"HIND A"の機体に"HIND D"のエンジンを搭載した記録設定用変形機。国際公認速度記録達成(15/25km周回コースで368.4km/h)
LAST UPDATE 2000,11,22(FirstUp 2000,02,11)