ミル Mi−14”ヘイズ”

Mi-14 "HAZE" , Mil

Mi-14
旧ソビエト海軍航空隊所属のMi−14PL”ヘイズA”

 旧ソビエトで生産されたベストセラー輸送ヘリコプター Mi−8をベースにした水上 用ヘリコプター。海軍での使用を前提にしており機体を水密構造とし胴体下部を艇体型に成型したため水 上・海上への着水が容易に行える。Mi−8の改良発展型であるMi−17と並行して開発作業が進めら れ、1973年に原型機が初飛行した。
 主脚を収納できるスポンソン(張り出し)には膨張式フロートが装備されており着水時に浮力を与え安 定性を高めている、またテイルブーム後端にもゴムパック式のフロートが装備されており、水面に尾部ロ ーターが接触・破損するのを防いでいる。
 機体バリエーションとしては対戦型PL、掃海型BT、捜索救難型PSの3種類が存在しており、それ ぞれに目立つ特徴(上記スペック表参照)があるため識別は容易である。また1995年には客席を装備 した民間向けのP型も製作され、アエロフロート航空などで就役中である。
 旧ソビエト海軍をはじめ東側諸国の海軍で使用されており、最低でも230機以上の機体が生産された と言われる。

機体詳細データ(Mi−14PL)
寸法(L×W×H/ロータ径)25.30×不明×6.93m / 21.29m
(全長はローターを含む。全幅はデータ無し)
機体重量(自重/全備)不明 / 13,000〜14,000kg
飛行速度(最大/巡航)230km/h / 205km/h
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)3,500m
離着陸距離(離陸/着陸)−−−−−−−
航続距離1,135km
エンジンイソトフ設計局(現クリモフ)製 TV2−117Aターボシャフト×2基
出力 2,200hp×2
武装胴体内武器庫に対潜爆雷/魚雷などを搭載可能
乗員数/機体初飛行4名 / 1973年
備考(各タイプ詳細) 【下記の"HAZE〜"はNATOによる分類です】
Mi-14PL "HAZE A":対潜作戦型。機首下部のレドームが特徴
Mi-14BT "HAZE B":掃海作戦型。テイルブームのレーダー収納箱2個が特徴
Mi-14PS "HAZE C":捜索救難型。胴体左舷に大型ドア、ホイストを装備
Mi-14P:民間型。客席を装備。アエロフロート航空などで就航中
LAST UPDATE 2001,05,31