ウエストランド リンクス

LYNX , Westland

Lynx
英国陸軍所属のリンクスAH.Mk1

 1967年に締結された英仏ヘリコプター協定により両国で共同開発された機体。この協定はアエロスパ シアル社が開発した SA330ピューマのライセ ンスと引き替えに当機の開発にフランス側が参加することを認めたものである。
 米軍のベストセラー輸送ヘリ UH−1イロコイに範を取った 陸軍型のMk1を皮切りに、胴体部は共通であるが降着装置を車輪式に変更した海軍型Mk2が開発され、 それぞれの系列で順次改良が加えられていった。
 英仏両国以外にも、オランダ海軍をはじめ旧西ドイツ、アルゼンチン、ブラジル、デンマーク、韓国など でも採用され、総生産数は380機あまりに達している。
 ウェストランド社ではロータ形状を改設計し性能向上を果たしたスーパーリンクスや自衛用対空ミサイル 搭載能力を持ったバトルフィールドリンクスも開発しており、今後もヨーロッパを代表する汎用ヘリコプター として活躍していくことであろう。

機体詳細データ(リンクスHAS.Mk3)
寸法(L×W×H/ロータ径)15.16×2.78×3.46m / 12.8m
(全長はロータ含む。全幅は左右降着装置の間隔。胴体のみの全長は11.92m)
機体重量(自重/全備)2,740kg / 4,800kg
飛行速度(最大)232km/h(海面高度)
上昇率(海面上)661m/min
上昇限度(実用/限界)3,660m/地面効果なしのホバリング限界2,580m
離着陸距離(離陸/着陸)−−−−−−−
航続距離590km(最大標準燃料)
エンジンロールスロイス社製 ジェムMk41−1ターボシャフト×2基
出力 1,120hp×2  機体内燃料搭載量 730kg
武装(英海軍型)シースキュア対艦ミサイル×4、スティングレイ誘導魚雷×2
(英陸軍型)TOW対戦車ミサイル×8
乗員数/機体初飛行乗員2名+乗客12名 / 1971年3月21日
備考(各タイプ詳細) LYNX Mk1:英陸軍向けの機体。英軍での呼称はLYNX AH.Mk1
LYNX Mk2:英海軍向けの機体。英軍での呼称はLYNX HAS.Mk2
LYNX Mk3:Mk2のエンジンを強化した型。英軍呼称はLYNX HAS.Mk3
LYNX Mk4:フランス海軍向けのMk3。LYNX HAS.Mk4(FN)とも呼ばれる
LYNX Mk8:ロータ形状を改設計した汎用型。SUPER LYNXとも呼ばれる
LYNX Mk9:自衛用AAM搭載能力を持つ陸軍型。BATTLEFIELD LYNXとも呼ばれる
LYNX 3:第2世代の改良型リンクス。開発中
【輸出型リンクスは二桁のMk番号を持っている。主な物は以下のとおり】
LYNX Mk21:ブラジル海軍向けの機体。Mk2準拠
LYNX Mk27:オランダ海軍向けの機体。対戦作戦型。現地呼称UH-14B
LYNX Mk88:西ドイツ海軍向けの機体。対潜作戦型
LAST UPDATE 2001,01,07