カモフ Ka−50”ホーカム”

Ka-50 "HOKUM" , Kamov

Ka-50
ロシア陸軍所属のKa−50

 旧ソビエトが米軍のAH−64アパッチを 超える攻撃ヘリとして開発した機体。このような攻撃ヘリとしては世界最初の単座型であるため、この機体の 存在が西側世界に明らかになった当初は空対空(対ヘリコプター)戦専用機との誤解も生まれたが、実際の任 務は通常の攻撃ヘリと同様の近接支援が主である。
 最初からAH−64をライバル視して設計されているため、搭載可能な対戦車ミサイル数や搭載機関砲など はAH−64を上回る物とされており、同軸反転ローターによるヨーイング(横揺れ)制御のおかげで命中率 も高いものとなっている。もう一つ同軸反転ローターの有利な点として生存性の高さがあげられており、アフ ガニスタンでの戦訓(攻撃ヘリ損失の約3割が尾部ローターの破損によるという統計)を上手く取り入れた結 果であるといえよう。また2基のエンジンは胴体左右に分散配置されており、これも生存性を高めるのに一役 買っている。
 当機は通常、単座型Ka−50と複座型Ka−52がコンビを組んで作戦行動するようになっており、Ka −52が偵察・標的指定を行い、Ka−50が攻撃を実行する。このため当機にはVHF波を利用したデータ リンク装置が搭載されている。

機体詳細データ(Ka−50)
寸法(L×W×H/ロータ径)15.98×不明×4.93m / 14.48m
機体重量(自重/全備)7,500kg / 9,800kg
飛行速度(最大)310km/h
上昇率(海面上)不明(垂直上昇率は10m/min)
上昇限度(実用/限界)不明、地面効果無しホバリング限界4,000m
離着陸距離(離陸/着陸)−−−−−−−
航続距離500km
エンジンイソトフ設計局(現クリモフ)製 TV3−117VKターボシャフト×2基
出力 2,200hp×2
武装胴体右側面に30mm機関砲×1、両翼4箇所の武装搭載点にロケット弾ポッド、対戦車ミサイル、クラスター爆弾などを搭載可能
乗員数/機体初飛行1名(Ka−50)、2名(Ka−52) / 1982年6月17日
備考(各タイプ詳細) Ka-50:単座攻撃型。NATOコードは”ホーカム”
Ka-52:複座索敵・指揮型。NATOコードはKa−50と同じ
LAST UPDATE 2001,04,08