カモフ Ka−27”ヘリックス”

Ka-27 "HELIX" ,Kamov

Ka-27
旧ソビエト海軍軍艦「ノボロシスク」上のKa−27PS”ヘリックスD”

 Ka−25"ホーモン"を対潜 哨戒ヘリコプターとして採用していた旧ソビエト海軍だったが、米原子力潜水艦の能力向上に伴って対潜哨 戒・制圧すべき海域が広くなったため、Ka−25では能力不足であることが心配の種となった。そこで1 960年代末から新型機の開発が開始された。
 1973年にプロトタイプが完成した新型機はKa−25と同様の二重反転ローターを持った機体であった がKa−25よりも胴体が延長されている。また夜間および悪天候下での作戦能力が強化され、自動ホバリン グ機能の採用など対潜ヘリコプターとして完成された設計となっている。
 1980年代初めから艦隊配備が開始され現在もロシア海軍の対潜哨戒・救難捜索ヘリとして活躍している。 また上陸作戦を支援するための強襲型や民間輸送型なども製作されている。

機体詳細データ(Ka−27PL”ヘリックスA”)
寸法(L×W×H/ロータ径)11.30×1.32×5.40m / 15.70m
(全長はローター含まず、全幅は胴体乗員室断面の幅)
機体重量(自重/全備)6,100kg / 12,600kg
飛行速度(最大/巡航)245km/h / 222km/h
上昇率(海面上)750m/min
上昇限度(実用/限界)3,500m(地面効果無しのホバリング限界)
離着陸距離(離陸/着陸)−−−−−−−
航続距離800km(内部燃料のみ)、戦闘行動半径200km(対潜哨戒作戦時)
エンジンイソトフ設計局(現クリモフ)製TV3−117Vターボシャフト×2基
出力 2,225hp
武装対潜誘導魚雷×2
乗員数/機体初飛行乗員3名 / 1973年(プロトタイプ機)
備考(各タイプ詳細) 【"HELIX〜"はNATOによる分類です】
Ka-27PL "HELIX A":基本の軍用型。対潜哨戒用機器を搭載
Ka-27PS "HELIX D":捜索救難型。吊り下げウインチを装備。対潜機器は搭載しない
Ka-28:輸出用機体。Ka-27PLと同等の仕様だが電子装備はダウングレードされている
Ka-29 "HELIX B":強襲輸送型。兵員16名を輸送可能
Ka-31 "HELIX D":レーダー・ピケット任務用。旧呼称Ka−27RLD
Ka-32T "HELIX C":民間向け汎用基本型。自動飛行制御装置を搭載
Ka-32S "HELIX C":民間向け全天候型。石油プラットホームや船舶との連絡に使用
Ka-32K "HELIX C":民間向けクレーン・ヘリ。引き込み式のゴンドラを装備
Ka-32A "HELIX C":米国の航空基準を満たす改良型。13座席の客席
LAST UPDATE 2000,11,28