シコルスキー H−60ブラックホーク

H-60 BLACKHAWK,Sikorsky

UH-60
米国陸軍所属のUH−60A

 1972年に米陸軍が発表した UH−1イロコイの 後継機を選定する汎用戦術輸送機システム(UTTAS)計画においてボーイング社との競争試 作の末に制式採用された機体。UH−1よりも近代化された設計でローター素材なども複合素材 やチタニウムが使用され軽量化が図られている。
 米陸軍の他に米海軍、米空軍を初め日本の航空・海上自衛隊やオーストラリア空軍、フィリピ ン空軍、サウジアラビア軍、トルコ警察軍などでも採用され、現在2000機以上が納入されて おり、用途に応じた派生型も豊富である。自衛隊向けの機体は三菱重工にてライセンス生産が行 われている。
 民間型S−70もセールスは順調で、中国やマレーシアなどに納入されている。またロサンゼ ルス消防局では水タンクを取り付けた消防型「ファイアホーク」の評価試験を実施している。

機体詳細データ(UH−60A)
寸法(L×W×H/ロータ径)15.26×2.79×5.13m / 16.36m
(全長・全幅はローター部を含まない数字。ローター込みの全長は19.76m)
機体重量(自重/全備)5,118kg / 9,979kg
飛行速度(最大/巡航)150kt / 145kt
上昇率(海面上)600m/min
上昇限度(実用/絶対)1,158m / 2,895m
離着陸距離(離陸/着陸)−−−−−−−
航続距離600km
エンジンジェネラル・エレクトリック社製T700−GE−700ターボシャフト×2基
出力1,560HP×2。機体内燃料搭載量1,361リットル
武装作戦支援のために7.62mm軽機関銃等を搭載可能。
海軍型(SH−60シーホーク)はMk46魚雷2基搭載可能
乗員数/機体初飛行乗員3名+兵員14名 / 1974年10月17日(試作原型機YUH−60A)
備考(主要タイプ詳細) YUH-60A:米陸軍向け原型機
UH-60A:米陸軍向け輸送型。「ブラックホーク」
UH-60L:UH−60Aの出力増強型
EH-60A:米陸軍向け電子戦型
MH-60A:米陸軍向け特殊作戦型
HH-60D:米空軍向け救難型
HH-60G:HH−60Dの改良型。「ペイブホーク」
MH-60G:米空軍向け特殊作戦型
VH-60N:米政府VIP専用機。米海兵隊が運用管理
SH-60B:米海軍向け対潜哨戒型。「シーホーク」
SH-60F:米海軍向け対潜哨戒型。「オーシャンホーク」
HH-60J:米沿岸警備隊向け捜索救難型。「ジェイホーク」
SH-60R:米海軍向けSH−60Fの能力向上型
SH-60J:海上自衛隊向け対潜哨戒型。三菱重工でライセンス生産
UH-60J:海上・航空自衛隊向け捜索救難型。三菱重工でライセンス生産
UH-60JA:陸上自衛隊向け輸送型。三菱重工でライセンス生産
UH-60P:韓国陸軍向け輸送型
S-70:民間向けタイプの呼称
LAST UPDATE 2000,11,22(FirstUp 2000,01,01)