パイアセッキ H−21ショウニー/ワークホース

H-21 SHAWNEE/WORKHORSE , Piasecki

CH-21
米国陸軍所属のCH−21Cショウニー

 米国海軍が第二次大戦中から開発を進めてきた双ローターヘリコプターであるパイアセッキHRPの 最終型HRP−2から発展した輸送ヘリコプター。折れ曲がった細長い胴体の形状から兵士達には「フ ライング・バナナ」の愛称で親しまれた。
 設立されたばかりの米国空軍が輸送/救難用として1949年に評価機を発注したのが始まりとなっ て開発が開始、1952年に原型機が初飛行した。米空軍ではこの機体をH−21Aワークホース(働 き馬の意)と名付け、早速制式採用し軍事空輸部隊航空救難部へ当機を配属したのである。また、数機 は軍事援助計画によってカナダにも供給されている。
 離昇重量を増やすためエンジン出力を強化したH−21B以降が主な生産型で、B型には自動操縦装 置や若干の防弾装備も追加されていた。またB型と同等の機体を米陸軍も採用し、H−21Cショウニ ー(アメリカインディアンの部族名)と名付けた。H−21Cは米陸軍の他にフランス陸・海軍やカナ ダ軍、西ドイツ空軍にも供与されている。なお、1962年にH−21Cは呼称をCH−21Cと改称 されている。
 パイアセッキ社は後にボーイング・バートル社に吸収されているため、資料によっては当機の製造メ ーカーをボーイング・バートル社としているものもある。

機体詳細データ(CH−21C)
寸法(L×W×H/ロータ径)26.31×不明×4.76m / 各13.41m
(全長はローター含む、機体幅についてはデータ無し)
機体重量(自重/全備)3,630kg / 6,770kg
飛行速度(最大)211km/h
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)2,400m
離着陸距離(離陸/着陸)−−−−−−−
航続距離640km
エンジンライト社製 サイクロンR-1820-103ピストンエンジン×1基
出力 1,425hp×1
武装武装なし(外部に1,800kgまでの貨物を吊り下げ可能)
乗員数/機体初飛行乗員2名+兵員20名 / 1952年4月11日(XH−21)
備考(各タイプ詳細) PD-22:当機の社内呼称
XH-21:米空軍による原型機の呼称
YH-21:米空軍による評価用生産前機の呼称(18機)
H-21A:米空軍用の初期生産型。愛称はワークホース(32機)
H-21B:H−21Aの出力強化型(163機)
H-21C:米陸軍用の輸送型。愛称はショウニー。後にCH−21Cと改称(334機)
H-21D:T58ターボシャフトエンジンを搭載した試作型
Model 42:ボーイング社でのH−21A/Bの呼称
Model 43:ボーイング社でのH−21Cの呼称
LAST UPDATE 2001,03,25