アグスタ A106

A106 , Agusta

A106
イタリア海軍航空隊所属のA106

 イタリアの老舗航空機メーカーであるアグスタ社が製造した小型対潜ヘリコプター。アグスタ社は 1950年代のはじめからベル社やシコルスキー社のヘリコプターのライセンス生産を実施して回転翼 機製造のノウハウを身につけていたが、始めて自社設計の機体を作るのに際して最初から大型の機体に 挑戦せず、まず小型機を作ることにした。
 このとき製作されたA106の原型は1965年に初飛行しているが、量産機生産については197 0年代初頭に少数が製造されたにすぎない。この数少ない量産型のうち5機をイタリア海軍が導入し、 駆逐艦「インパヴィド」級から対潜ヘリとして運用した。これは艦隊に所属する大型の対潜ヘリを補佐 し艦隊全体の対潜哨戒能力を高めるためであった。
 イタリア海軍に納入された機体は民間向け機体同様の2枚羽根ローターの機体であるが、降着ソリに 水上用フロートを取り付けることができたり、悪天候時の運用を補助する電子装備が追加されている。 主要兵装としては2本の対潜短魚雷を胴体下に搭載できるが、これは対潜爆雷や地上攻撃用の機銃ポッ ドなどに換装可能である。

機体詳細データ(A106)
寸法(L×W×H/ロータ径)9.50×不明×2.50m / 9.5m
(全長はロータ含む。全幅はデータ無し)
機体重量(自重/全備)590kg / 1,400kg
飛行速度(最大/巡航)176km/h / 167km/h
上昇率(海面上)372m/min
上昇限度(実用/限界)3,000m / 地面効果無しホバリング限界 1,150m
離着陸距離(離陸/着陸)−−−−−−−
航続距離740km(増槽使用)
エンジンチュルボメカ・アグスタ社製 TAA230ターボシャフト×1基
出力 300hp(ただし260hpに出力制限)
武装Mk44対潜魚雷×2または対潜爆雷×10、地上攻撃任務時には7.62mm機銃×2およびロケット弾
乗員数/機体初飛行2名 / 1965年11月
備考(各タイプ詳細) A106:当機の呼称。実際の製造数は少数
LAST UPDATE 2001,07,02