BAC/BAe VC−10

VC-10 ,BAC/British Aerospace

VC-10K.Mk2
英国空軍第101飛行隊所属のVC−10K.Mk2給油機

 BAC(ビッカーズ)社がボーイング707やダグラスDC−8に対抗して開発したVC−10は 旅客機としてのセールスは失敗に終わったが、英国空軍に採用され輸送機・給油機として活躍してい る。尾部に4発のエンジンを装備した特徴的なスタイルは英国風の優雅な趣を醸し出している。
 輸送機型のVC−10Cは英国空軍の主力輸送機として長年飛行しており、後年になって改造され た給油機型VC−10Kがビクター給油機の後継機として英国空軍に就役するに至ってVC−10シ リーズは英国空軍の『旗艦』としての地位を占めるようになった。
 給油機型の燃料給油方式はプローブ・ドローグ方式で、小型戦闘機であれば同時に3機への給油が 可能である。
 給油機型にも兵員を17〜18名輸送できる座席が装備されており、輸送任務にも従事できるよう になっているが、これは海外へ展開するなどの際に機付きの整備員を輸送するために使われることが 多いようだ。

機体詳細データ(VC−10K.Mk2)
寸法(L×W×H/翼面積)48.36×50.62×12.04m / 272.4m2
機体重量(自重/全備)80,870kg / 135,620kg
飛行速度(最大/巡航)935km/h / 885km/h
上昇率(海面上)701m/min
上昇限度(実用)12,192m
離着陸距離(離陸/着陸)3,048m / 不明
航続距離14,500km(他機への給油なし)
エンジンロールスロイス社製コンウェイMk550Bターボファン×4基
推力9,888kg×4。機体内燃料容量94,270リットル
武装武装なし
乗員数/機体初飛行4名+乗員18名 / 1962年6月29日(旅客型VC−10原型機)
備考(各タイプ詳細) VC-10:旅客機型の総称。出力増強型はスーパーVC−10と呼称
VC-10 C.Mk1:英空軍向けの輸送機型。軍用型は空中給油受け具を装備
VC-10 C.Mk2:英空軍向けの空中給油母機型。旅客型VC−10を改装
VC-10 K.Mk3:Mk2のエンジン出力増強型。旅客型スーパーVC−10を改装
LAST UPDATE 2000,11,22(FirstUp 2000,02,12)