ロックウェル U−4/U−9

U-4 / U-9 , Rockwell

U-9C
米陸軍所属のU−9C

 ロックウェル・スタンダード社の一組織として1944年に設立されたエアロ・デザイン・アンド ・エンジニアリング(AD&Eと略す)社が開発した双発高翼単葉機。最初に生産された520型は 1952年2月に米陸軍へ納入されYL−26(後にYU−9A)の呼称で評価試験を受けた。
 米陸軍および空軍で評価試験の末に採用された当機は汎用/人員輸送機として使用されることにな ったが快適な飛行性能であったため米空軍では大統領の近距離移動用専用機としても使用している。 また米陸軍では輸送機型の他にSLAR(側方監視レーダー)を搭載した機体と、特殊な電子機器を 搭載した電子戦/電子偵察型もごく少数を導入している。
 AD&E社は1960年にエアロ・コマンダー社と改称、67年には親会社であるロックウェル・ スタンダード社がノースアメリカン社と合併してできたノースアメリカン・ロックウェル社の一部門 へと改組され、同社は1973年にロックウェル・インターナショナル社と改称しているため、当ペ ージでは同機をロックウェル社製作の機体として記述した。
 なお民間型機体はエンジンをターボプロップ化した機体(ジェットプロップ・コマンダー)へと進 化を遂げているが、1980年代末にロックウェル社は当機の生産から手を引き、このターボプロッ プ機の製造権はガルフストリーム社に売却されている。

機体詳細データ(民間型シュライク・コマンダー(旧エアロ・コマンダー500))
寸法(L×W×H/翼面積)11.22×14.95×4.42m / 23.69m2
機体重量(自重/全備)2,100kg / 3,060kg
飛行速度(最大/巡航)346km/h(海面高度:最大巡航速度)
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)5,900m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離1,500km(空輸時:増槽使用せず)
エンジンアブコライカミング社製 IO-540-E1B5水平対向ピストンエンジン×2基
出力 295hp×2
武装武装なし
乗員数/機体初飛行乗員2名+乗客2〜5名 / 1952年?
備考(各タイプ詳細)
(民間型は一部のみ記載)
YU-9A:民間型エアロ・コマンダー520の米陸軍評価時呼称。旧呼称YL−26
YL-26A:民間型エアロ・コマンダー560の米空軍評価時呼称
U-4A:エアロ・コマンダー560Aの米空軍採用後の呼称。VIP輸送機(14機)
U-4B:エアロ・コマンダー680の米空軍呼称。大統領専用機。旧呼称L−26C(2機)
U-9B:U−4Aの米陸軍での呼称。旧呼称L−26B(1機)
U-9C:U−4Bの米陸軍での呼称。VIP輸送機。旧呼称L−26C(4機)
RU-9D:側方監視レーダー搭載の機体。米陸軍採用。旧呼称RL−26D(2機)
NU-9D:特殊な電子装置を搭載した機体。米陸軍採用。旧呼称NL−26D(1機)
AERO COMMANDER520:AD&E社製作の民間型機。GO-435-C2エンジン(240hp)搭載
AERO COMMANDER560:民間型呼称。GO-480-Bエンジン(270hp)搭載
AERO COMMANDER560A:民間型呼称。GO-480-C1B6エンジン(295hp)搭載
AERO COMMANDER680:民間型呼称。GSO-480-A1A6エンジン(340hp)搭載
AERO COMMANDER500:民間型呼称。IO-540-E1B5エンジン(295hp)搭載
LAST UPDATE 2001,06,15