ツポレフ Tu−126”モス”

Tu-126 "MOSS" , Tupolev

Tu-126
旧ソビエト空軍所属のTu−126”モス”

 旧ソビエト防空軍(PVO)の空中早期警戒機として使用された機体。 Tu−95爆撃機の派生型 であるTu−114旅客機をベースに大幅な改設計を加え、背面にロートドームを搭載した典型的な早 期警戒機のスタイルをしている。
 搭載される電子システムは"リアーナ"(蔓の意)と名付けられたもので、ロートドーム内にはレーダ ーとIFF(敵味方識別装置)が装備されている。ロートドームの直径は約11mで作戦中はゆっくり 回転するようになっている。胴体部の窓はふさがれ、機首に空中給油受け棒が設置されているが、搭載 エンジンはTu−114旅客機と同様のようだ。機首上部や後部胴体下にブリスター(張り出し)が付 いているが、ここには電子妨害装置などが搭載されECM(電子妨害)任務にも使用できるようになっ ている。
 1971年のインド・パキスタン戦争で旧ソビエトはインド軍支援のため当機を派遣して加勢したと も伝えられているが未確認である。現在もロシア空軍に若干数の機体が残っているようだが、順次 A−50に代替わりしてい るようだ。

機体詳細データ(Tu−126)
寸法(L×W×H/翼面積)55.20×51.20×16.05m / 311.1m2
機体重量(自重/全備)不明 / 170,000kg
飛行速度(最大/巡航)850km/h / 650km/h
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)12,000m(Tu−114の数値)
離着陸距離(離陸/着陸)2,500m / 1,400m (Tu−114の数値)
航続距離10,000〜12,500km(作戦時の飛行高度により異なる)
エンジンクズネツォフ設計局製 NK−12MVターボプロップ×4基
出力 14,795hp×4
武装武装なし
乗員数/機体初飛行17〜20名(操作員含む) / 1968年頃
備考(各タイプ詳細) Tu-114:Tu−95を元にした旅客機型。アエロフロート航空で就役
Tu-126:Tu−114を元にした早期警戒機。NATOコード”モス”
LAST UPDATE 2001,01,21