PZL TS−8ビエス

TS-8 BIES / P.Z.L.

TS-8
デモンストレーション用PZL社有機のTS−8

 ポーランドの国営航空機製造(PZL)社が製作した複座基本練習機。三輪引き込み式降着装置付き 片持ち低翼単葉といったレシプロ軽飛行機として非常にオーソドックスなスタイルを持ち、同国内で生 産されるWN−3星形レシプロエンジンを搭載、投棄可能な透明風防に囲まれた複座操縦席は縦列配置 となっている。また機体構造も曲技飛行が可能なよう強化されている。
 性能的に優れた機体であり1957年5月に2,000km周回コースでの平均時速記録を樹立したほ か、同クラスの機体として幾つかの世界記録を塗り替えており、この記録を全部うち破られることにな ったのは1980年代に入ってからのことであった。
 1958年からポーランド空軍の基本練習機として配備が開始されたが、実戦機の高性能化や当機後 継機TS−11の完成など により第一線で活躍できたのは6年ほどと短かった。

機体詳細データ(TS−8)
寸法(L×W×H/翼面積)8.50×10.50×3.30m / 19.1m2
機体重量(自重/全備)1,070kg / 1,600kg
飛行速度(最大)312km/h
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)6,000m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離800km(内部燃料のみ)
エンジンナルキエビッチ社製 WN−3ピストンエンジン×1基
出力 330hp
武装主翼下の武装搭載点に最大220kgまでの演習用爆弾を搭載可能
乗員数/機体初飛行2名 / 1955年7月23日
備考(各タイプ詳細) TS-8:当機の呼称。愛称はビエス(悪霊の意)
LAST UPDATE 2001,06,16