レイセオン・ビーチ T−1ジェイホーク/T−400

T-1 JAYHAWK / T-400 , Reytheon Beech

T-400
航空自衛隊所属のT−400練習機(Copyright JASDF)

 元は三菱重工が開発したビジネスジェット機で、MU−300ダイヤモンドの名で海外セールスして いた機体。製造はMAI(三菱アメリカ)で行っていたが1985年にビーチ社(現レイセオン・ビー チ社)へ販売権を譲渡、1988年には製造権も譲渡したため現在はレイセオン・ビーチ社が製造・販 売を行っている。
 米空軍は給油機や輸送機といった支援用大型多発機操縦士の訓練システム(略称TTTS)用の機体 としてキャビン拡大型であるビーチジェット400Aの導入を1990年から開始しており、T−1ジ ェイホークと名付けた機体で高々度飛行や低空高速飛行、長距離航法などの訓練を実施している。T− 1は民間型に比べて風防が強化され、コックピットは5台のCRTを使用したグラスコクピット化、電 子機器も軍用のものに換装されるなど細かい改修を実施されている。なお米空軍は輸送・連絡業務用に 民間型のビーチジェット400/400Aも使用している。
 また航空自衛隊も1991年に当機を輸送機・救難機操縦士の訓練用機体として採用を決定、現在ま でに10機を導入している。この航空自衛隊向けの機体は米空軍のT−1に準ずる装備を備えている。

機体詳細データ(ビーチジェット400A)
寸法(L×W×H/翼面積)14.75×13.25×4.24m / 22.43m2
機体重量(自重/全備)4,817kg / 7,303kg
飛行速度(最大/巡航)M0.78 / 726km/h(長距離巡航)
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)13,230m
離着陸距離(離陸/着陸)1,160m / 1,070m
航続距離3,100km
エンジンプラット&ホイットニーカナダ社製 JT15D−5ターボファン×2基
推力 1,320kg×2  機体内燃料搭載量 2,775リットル
武装武装なし
乗員数/機体初飛行乗員2+乗客9名 / 1978年8月29日(MU−300原型)
備考(各タイプ詳細) MU-300:三菱で開発された機体の呼称。海外での商品名はダイヤモンドI
DIAMOND I A:高温・高標高地域用にエンジンを強化(JT15D-4)した民間向け機体
DIAMOND II:エンジンを強化(JT15D-5)し、航続距離・最大速度を向上させたモデル
BEECHJET400:ビーチ社での機体呼称。ダイヤモンドII相当
BEECHJET400A:胴体を延長し搭載量を向上させたモデル
T-1 JAYHAWK:軍用向け機体の米空軍呼称。TTTS用に装備を改修してある
T-400:航空自衛隊での呼称。多発大型機操縦士の訓練用。米空軍のT−1に準ずる
LAST UPDATE 2001,04,25