ノースアメリカン T−39セイバーライナー

T-39 SABRELINER , NorthAmerican

T-39
米空軍所属のT−39A

 ノースアメリカン社が自社負担で開発したビジネスジェット機。ただし開発開始直後に米空軍のUT X(汎用練習機試作)計画が持ち上がったため、この仕様書を満たすように設計された。
 1958年に初飛行した原型機にはGE社製YJ85エンジン(推力1,130kg)を搭載していたが、 軍の審査プログラムが終了し、制式採用後に発注された生産型機にはP&W社製J60エンジン(推力 1,360kg)が搭載されるようになっていた。
 米空軍ではT−39Aの名前で汎用輸送機および各種練習機として使用されているが、 リパブリックF−105と 同じレーダーと航法装置を搭載した操縦士訓練機T−39Bや電子戦士官訓練機T−39FもA型を改 修して製作されている。また米海軍では輸送機型の他に戦闘機に搭載される迎撃レーダーを搭載したC T−39Dを製作しており、この機体は海軍航空隊の戦闘機 F−4ファントムIIF−8クルセーダーの乗員 訓練に使用された。
 1990年代にも少数機が現役として使用されていたが、現在は老朽化のため第一線を退いている。 なお民間型セイバーライナーシリーズはノースアメリカン社を吸収したロックウェル社によって生産さ れたため資料によっては当機をロックウェル社製としているものもあるが、軍用型の生産はノースアメ リカン社が実施したもので終了しているのでこれは間違いである。

機体詳細データ(民間型セイバーライナー65)
寸法(L×W×H/翼面積)14.30×15.37×4.88m / 35.3m2
機体重量(自重/全備)6,120kg / 10,900kg
飛行速度(最大)M0.81
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)13,700m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離4,450km
エンジンギャレット社製 TFE731−3−1Dターボファン×2基
推力 1,680kg×2
武装武装なし
乗員数/機体初飛行乗員2名+乗客10名 / 1958年9月16日
備考(各タイプ詳細) NA-246:原型機の社内呼称
T-39A:米空軍向け生産型。P&W社製J60エンジン搭載(143機)
T-39BF−105と同じ航法装置を搭載した操縦士訓練用機。A型改修(6機改修)
T-39D:米海軍向けレーダー操作員訓練機。旧呼称T3J−1(42機)
CT-39E:米海軍向け要人輸送/連絡通信機。P&W社製JT12Aエンジン搭載
T-39F:ワイルドウィーゼル任務の後部席操作員訓練用機。A型改修(3機改修)
CT-39G:米海軍向け艦隊戦術輸送機(12機)
LAST UPDATE 2001,06,10