ロッキード T−33

T-33 , Lockheed

T-33A
ギリシア空軍で高速標的任務に使用されているT−33A

 ロッキード社が開発した F−80シューティングスター戦闘機 をベースにしたジェット練習機。元々米海軍で使用されていたF−80C(海軍での呼称はTV−1)は戦闘機と してではなく高等練習機として使用されていた。しかし単座型であったため教官を搭乗させての飛行訓練が実施で きなかったため複座型の開発が提案された。
 F−80C戦闘機の胴体を98センチ伸ばして複座操縦席とした原型機は1948年3月に初飛行し、TF−8 0Cの呼称で早速米空軍に制式採用された。F−80や F−94などの戦闘機型にはオプショ ン装備である翼端燃料タンクが標準で取り付けられたこの練習機型は、西側各国に大歓迎され戦闘機型全モデルの 三倍、6,557機もの生産機数を誇り最大時には31カ国で使用されていた。日本の川崎重工ではライセンス生 産も行われている。
 1950年代から各国で練習機として使用されていたが現在は老朽化のため順次退役していき、無人標的機や標 的曳航機として最後の奉公を行った機体が多い。一部にはECM機や連絡機として1990年代まで使用されてい た機体も存在する。 

機体詳細データ(T−33A)
寸法(L×W×H/翼面積)11.48×11.85×3.56m / 22.0m2
機体重量(自重/全備)4,300kg / 6,900kg
飛行速度(最大)828km/h
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)14,478m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離1,980km(増槽使用)
エンジンアリソン社製 J33−A−35ターボジェット×1基
推力 2,090kg
武装12.7mm機銃×2
乗員数/機体初飛行2名 / 1948年3月22日(TF−80C)
備考(各タイプ詳細) TF-80C:原型機の呼称。F−80戦闘機を改造したもの
T-33A:複座練習機型の生産型。川崎重工でもライセンス生産
AT-33A:主翼下に攻撃兵装搭載用パイロンを設置した機体の呼称
NT-33A:開発試験作業用機に改装された機体の呼称
QT-33A:無人標的機に改装された機体の呼称
RT-33A:武装を降ろし偵察装備を搭載した偵察機型。T−33A改装
T-33B:米海軍におけるT−33Aの呼称(以前はTV−2と呼称していた)
QT-33B:無人標的機に改装されたT−33Bの呼称
T-1A:米海軍における高等練習機の呼称。T−33A改良型(以前はT2V−1と呼称)
LAST UPDATE 2001,06,03