コンベア R3Yトレードウィンド

R3Y TRADEWIND ,Convair

R3Y-2
F9F−8クーガーに空中給油中のR3Y−2

 第二次大戦中の1943年に米国海軍へコンベア社(コンソリデーテッド社とバルティ社が統合再編して 1943年3月に設立したばかり)が提案した長距離多用途飛行艇。
 細長い胴体と当時最新鋭のターボプロップエンジンを持ち、全エンジンが共通のギヤボックスを介して二 重反転(コントラ)プロペラを駆動させることで大きな推進力を得て多量の搭載物を積み込んでの高速・長 距離飛行を可能としていた。
 大戦後の1946年に原型製作契約が締結された。当初は海洋偵察機として計画されていたが途中で方針 転換が行われ、人員・貨物輸送飛行艇として完成することになった。防音・空調が施された荷室には乗客1 03名もしくは担架92台(+添乗者12名)を乗せるか、または貨物24トンを搭載することが可能であ った。
 最終的に人員・貨物輸送機型R3Y−1が5機、強襲輸送機型R3Y−2が6機(うち1機は後に空中給 油機に改装された(上掲写真参照))製作されたが、エンジンやプロペラの故障・事故が相次いだため運用 は制限され、1958年に運用部隊解隊と供に退役した。

機体詳細データ(R3Y−1)
寸法(L×W×H/翼面積)42.57×44.42×13.67m / 不明
機体重量(自重/全備)不明 / 74,843kg
飛行速度(最大/巡航)579km/h / 483km/h
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)不明
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離6,437km
エンジンアリスン社製 T40−A−10ターボプロップ×4基
出力 5,850shp
武装武装なし(乗客103名もしくは貨物24,400kg搭載可能)
乗員数/機体初飛行不明 / 1950年4月18日(XP5Y−1原型1号機)
備考(各タイプ詳細) XP5Y-1:計画当初の海洋偵察機型原型。T40-A-4エンジン搭載(2機)
R3Y-1:輸送機型生産モデル。T40-A-10エンジン搭載(5機)
R3Y-2:強襲輸送機型モデル。機首部が上に大きく開いて搭載口となるのが特徴(6機)
LAST UPDATE 2006,10,14