ピアッジョ PD−808

PD-808 , Piaggio

PD-808
イタリア空軍所属のPD−808RM

 元々は米ダグラス社が民間ビジネスジェット市場に参入しようとして設計を開始した機体であるが、 この試みは挫折した。その後1961年にピアッジョ社がこの設計権を購入し両社共同で開発は継続 された。
 円形断面を持つ全金属構造の胴体に片持ち低翼配置の主翼と三車輪式引き込み脚を持ち、同クラス の機体としてスタンダードとなった胴体後部配置の双発エンジンを持つ機体は、1964年8月に初 飛行を実施した。
 原型機に搭載されたエンジンは英ロールスロイス社製バイパーエンジンだったが、生産型にはをピ アッジョ社でライセンス生産した出力強化型のものが搭載されている。
 イタリア空軍では25機の導入をおこなっているが、民間市場(企業向け管理職輸送機)には受け 入れられなかったようで、販売実績は2機しか無く結局原型機を含む総生産機数は29機にとどま っている。

機体詳細データ(PD−808TA)
寸法(L×W×H/翼面積)12.85×13.20×4.80m / 20.9m2 (全幅は翼端タンク含む)
機体重量(自重/全備)4,830kg / 8,170kg
飛行速度(最大/巡航)850km/h(6,000m)
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)13,700m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離2,100km(最大燃料)
エンジンピアッジョ社製 バイパーMk526ターボジェット×2基
推力 1,520kg×2
武装武装なし
乗員数/機体初飛行乗員2名+兵員7名 / 1964年8月29日
備考(各タイプ詳細) PD-808:イタリア空軍審査用原型機(2機)
PD-808TA:通信/航法練習機型。9座席(6機)
PD-808VIP:要人用輸送機型。6座(6機)
PD-808RM:航法援助施設検査用機(12機)
PD-808ECM:電子戦/電子妨害訓練機(3機)
LAST UPDATE 2001,06,17