アエルマッキ M.B.326

M.B.326 , Aermacchi

MB326
オーストラリア空軍所属のM.B.326H

 イタリアのアエロナウティカ・マッキ(略してアエルマッキと呼ばれる)社が製造したベストセラー高等 練習/軽攻撃機。第一次大戦の時代から続く長い歴史を持つアエルマッキ社だが、当機はこれまで同社が生 産した機体総数の約1割を占める生産数を誇っており、同時代に製作された ジェット・プロボストマジステールなどと並び 称される古典的名機である。
 最初に製作されたM.B.326はイタリア空軍の高等練習機として採用されたが、その後すぐに武装を 搭載できるM.B.326Aも完成した。この地上攻撃兼用型にはイタリア空軍は興味を示さなかったが、 アフリカ諸国やオセアニアなどに販売されオーストラリアと南アフリカではライセンス生産も行われている。
 1967年にエンジン出力を強化したG型(GB型)は武装搭載能力を倍増させており、南アメリカ諸国 などに販売されているが、この時になってイタリア空軍も当機の攻撃機としての能力に気が付きGB型に準 拠した攻撃能力を付加した機体を導入している。
 エンジンとしてバイパー600シリーズを搭載した最終型には、近接支援や偵察任務に使用できる単座機 K型も存在しておりアフリカ諸国で現在も活躍中である。

機体詳細データ(MB326GB)
寸法(L×W×H/翼面積)10.76×10.85×3.72m / 19.35m2
機体重量(自重/全備)2,685kg / 4,577〜5,216kg
飛行速度(最大)867km/h(武装搭載無しの状態)
上昇率(海面上)945m/min
上昇限度(実用)11,900m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離1,850km、戦闘行動半径 648km
エンジンロールスロイス社製 バイパー20Mk540ターボジェット×1基
推力 1,547kg
武装翼下に機銃ポッド、ロケット弾ポッド、通常爆弾など最大1,814kgまでの兵装搭載可能。翼端に増加燃料タンク搭載
乗員数/機体初飛行2名 / 1957年12月10日
備考(各タイプ詳細) M.B.326:原型機を含む初期生産型。複座練習機。バイパー11(推力1,134kg)搭載
M.B.326A:最初の地上攻撃機型。翼下4箇所+胴体下1箇所の武装搭載点
M.B.326B:チュニジア向けの地上攻撃機型。A型とほぼ同等
M.B.326D:非武装練習機型。アエリタリア航空が導入
M.B.326F:ガーナ向けの地上攻撃機型。A型とほぼ同等
M.B.326H:オーストラリア向け重武装型。オーストラリア空・海軍で使用
M.B.326M:南アフリカ向けの非武装練習機型
IMPARA Mk1:南アフリカでライセンス生産されたM型ベース機。武装搭載が可能
M.B.326G:バイパー20Mk540エンジン搭載の原型機。搭載能力が倍増
M.B.326GB:G型の量産機呼称。アルゼンチン、ザイール等が導入
M.B.326E:GB型の特徴を備えた、バイパー11エンジン搭載機
AT-26:ブラジルのエンブラエル社でライセンス生産された機体の呼称。GB型準拠
M.B.326K:単座型の呼称。近接支援や戦術偵察、迎撃などに使用できる
M.B.326L:K型と同じバイパー600エンジンを搭載した出力増強型。複座機
LAST UPDATE 2001,07,01