ボーイング KC−135ストラトタンカー

KC-135 STRATOTANKER ,Boeing

KC-135
米国空軍のKC−135R空中給油機

 ボーイング社が1950年代後半以降の航空輸送体系を予測して自社開発し、1954年7月に初飛行した ボーイングモデル367−80は、まず米戦略空軍の目に留まり空中給油機KC−135として採用された。
 KC−135は胴体内に燃料タンクを持ち、機体尾部に「フライングブーム」とよばれる給油装置を取り付 けた機体で、海外に展開する米軍機が文字どおり「世界中」へ(もちろん国内でも長時間)飛び回るためには 必要不可欠な航空機である(フライングブームの他に海軍機や同盟国機用として給油ドローグ(吹き流し)を 装着する事も可能となっている)。
 KC−135の生産は終了しているが現在でも第一線で活躍しており、エンジンをジェネラルエレクトリッ ク/SNECMA社製F108−CF−100(推力9,980kg)に換装し機体構造を補強したR型へ順次 改装され2020年頃まで現役に留まる予定である。
 またフランス空軍は核攻撃戦力として長距離を飛行できる大型爆撃機を開発する代わりに当機を導入し、既 存の機体に空中給油を施すことで長距離侵出能力を持たせている。
 ちなみにボーイングモデル367−80の民間転用型がベストセラー旅客輸送機であるボーイング707と なった。

機体詳細データ(KC−135A)
寸法(L×W×H/翼面積)41.53×39.87×11.68m / 225.7m2
機体重量(自重/全備)44,663kg / 134,720kg
飛行速度(最大/巡航)940km/h(9,200m) / 851km/h(9,200m)
上昇率(海面上)610m/min
上昇限度(実用)15,240m
離着陸距離(離陸/着陸)4,270m(満載時) / 不明
航続距離16,000km(他機へ給油しない場合)、5,550km(他機へ10,890kgの燃料を給油したとき)
エンジンプラット&ホイットニー社製 J57−P−59Wターボジェット×4基
推力5,810kg×4。機体内燃料容量54,430kg(給油用含む)
武装武装なし
乗員数/機体初飛行乗員4名(+兵員60名搭載可能) / 1956年8月31日(量産1号機)
備考(各タイプ詳細) Model 367-80:ボーイング社が開発した輸送機原型機
KC-135A:量産機呼称(732機製作)
KC-135E:エンジンをT−33ターボファンに換装したもの。A型を改修(186機改修)
KC-135R:機体の補強およびエンジン改修(F−108CF)をした機体。A型改修
KC-135QSR−71偵察機の特殊燃料用に改修された機体
KC-135FR:フランス空軍向けに製造された機体(11機製作)
LAST UPDATE 2000,11,22(FirstUp 2000,01,22)