イスパノ HA−200サエタ

HA-200 SEATA , Hispano

C10-C
スペイン空軍所属のHA−200E攻撃/練習機

 第二次大戦中にドイツで活躍した名設計者ウィリ・メッサーシュミット教授の指導のもとに開発された スペイン初のターボジェット機。プロペラ機であるHA−100練習機の主要構成部品を流用して設計さ れた機体にチュルボメカ製ターボジェットエンジンを搭載したもので、HA−200サエタ(矢の意味) と名付けられた。
 1955年に原型機が初飛行したものの細かい点の手直しに時間がかかり、生産型1号機がロールアウ トしたのは1962年10月のことであった。生産型は直ちにスペイン空軍へ就役しE14の呼称で操縦 訓練や武装訓練に使用された。改良型であるHA−220D以降は翼下に武装搭載点(ハードポイント) が取り付けられたため軽攻撃機としても使用できるようになっている。
 また、1971年からは単座に変更し攻撃任務に特化したHA−220も少数機が生産され、スペイン 空軍呼称C10の名で採用、複座型とともに1980年代まで使用されていた。

機体詳細データ(HA−200E)
寸法(L×W×H/翼面積)8.97×10.41×2.85m / 17.40m2
機体重量(自重/全備)2,020kg / 3,600kg
飛行速度(最大)690km/h(3,000m)
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)13,000m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離1,500km
エンジンチュルボメカ社製 マルボレIVターボジェット×2基
推力 480kg×2
武装20mm機関砲×1、翼下の武装搭載点に各種武装を搭載可能
乗員数/機体初飛行1名(HA-220)、2名(HA-200) / 1955年8月12日(HA-200原型)
備考(各タイプ詳細) HA-200:複座練習機原型。機体部品はプロペラ機HA-100と共通部分が多い
HA-200A:最初の生産型。スペイン空軍での呼称はE14(30機)
HA-200B:エジプト空軍用に生産された機体。マルボレIIAエンジン搭載(100機)
HA-200D:スペイン空軍用A型の近代化改良型。兵装搭載能力も強化(55機)
HA-200E:D型をさらに近代化・エンジン出力強化改修した機体(40機改修)
HA-220:E型を元にした単座攻撃機型。スペイン空軍での呼称はC10(25機)
LAST UPDATE 2001,05,12