ソコ G−2ガレブ/G−4スーパーガレブ

G-2 GALEB / G-4 SUPERGALEB , SOKO

Galeb
旧ユーゴスラビア空軍所属のG−2Aガレブ

 旧ユーゴスラビアのソコ社で開発された複座練習/軽攻撃機。旧ソビエトとは一線を画した軍備路線を 取る旧ユーゴスラビアは中央集権的な旧東側諸国の軍備を良しとせず航空機の独自開発を進めた。
 空軍の基本練習機として完成したG−2Aガレブは武装を搭載することで軽攻撃機としても使用可能 であったが、直線翼である主翼や低い位置にある後部座席など旧世代機から脱却していない機体のため 1973年から後継機(改良型)開発プロジェクトがスタートし改良型原型1号機は1978年に初飛 行した。
 G−4スーパーガレブと名付けられた改良型は強化されたエンジン、後退角のついた主翼、全遊動式と なった水平尾翼、段差のついた縦列操縦席(射出座席装備)など現代ジェット練習機としての要件を満た す機体として完成した。胴体下には23mm機関砲2門を収めたポッドを、また翼下にも爆弾等を搭載で きるようになっており軽攻撃機としての能力も持っている。
 旧ユーゴスラビアでは旧式の T−33練習機およびG− 2Aの後継としてG−4を200機生産することを計画していたが後に150機へ削減され、136機 が納入された時点でユーゴスラビア紛争が起こったため現在は生産中断となっている。ソコ社では航法 /攻撃システムを強化・近代化して軽攻撃任務に特化したG−4Mの生産も計画したがこれも少数機が 製作されたのみであった。
 海外顧客としてはミャンマーが12機を輸入しているが、これ以外の売り込みには成功していない。

機体詳細データ(G−4スーパーガレブ)
寸法(L×W×H/翼面積)12.25×9.88×4.28m / 19.5m2
機体重量(自重/全備)3,172kg / 6,330kg
飛行速度(最大)910km/h
上昇率(海面上)1,860m/min
上昇限度(実用/限界)12,850m
離着陸距離(離陸/着陸)532m / 550m
航続距離2,500km(空輸時)、戦闘行動半径590km(L−L−L)
エンジンロールスロイス社製 バイパーMk632ターボジェット×1基
推力 1,810kg  機体内燃料搭載量 1,720リットル
武装翼下および胴体下計5箇所の武装搭載点に機関砲ポッド、爆弾等の兵装を最大1,950kgまで搭載可能
乗員数/機体初飛行2名 / 1978年7月17日(G−4原型)
備考(各タイプ詳細) G-2A:複座練習/軽攻撃機。直線翼を持つ。愛称はガレブ
G-4:G−2A改良型。後退角のある主翼。愛称はスーパーガレブ
G-4M:航法/攻撃システムを近代化したモデル。少数機生産
LAST UPDATE 2001,05,18