アエリタリア G222

G222 ,Aeritalia(ex Alenia)

G222
イタリア空軍第45中距離航空輸送群所属のG222TCM

 1961年にNATOが提示したV/STOL輸送機「NBMR−4」計画に端を発した新型輸送機計画で あったが、結局この計画は放棄された。しかしこの計画に基づいて設計を行っていたイタリアのフィアット社 は通常のターボプロップ輸送機として機体を完成させ、 フェアチャイルドC−119輸送機の 後継機を欲していたイタリア空軍からの要求により輸送機部隊の中核を担う機体として採用された。
 ロッキードC−130トランザールC−160などの ターボプロップ輸送機に比べて有用過重や航続距離は短い(双発エンジンで機体も小型であるため)が、運用 性や輸送能力に欠陥もなくイタリア軍の中核輸送機として活躍中である。
 イタリア空軍だけでなくアルゼンチンやリビア、ナイジェリアなどにも輸出され戦術輸送機として各地で使 用されている。当機の派生型として飛行点検型や消防型、電子戦型などの機体もあり、またC−27の名称で 米空軍も少数機を導入している。ロッキード・マーチン社と共同で開発した強化型C−27Jは2000年引 き渡し開始の予定で100機以上の販売を見込んでいるようだ。

機体詳細データ(G222)
寸法(L×W×H/翼面積)22.70×28.70×9.80m / 82.0m2
機体重量(自重/全備)15,400kg / 26,500kg
飛行速度(最大/巡航)540km/h / 439km/h
上昇率(海面上)520m/min
上昇限度(実用)7,620m
離着陸距離(離陸/着陸)690m / 870m
航続距離2,200km(兵員44名搭載時)、1,100km(最大有用過重時)
エンジンジェネラルエレクトリック社製 T64−GE−P4Dターボプロップ×2基
出力 3,400hp×2  機体内燃料搭載量 9,570kg
武装武装なし(最大有用過重9,000kg)
乗員数/機体初飛行乗員3名+兵員53名 / 1970年7月18日(原型G222TCM)
備考(各タイプ詳細) G222MCT:NBMR−4計画によるV/STOL型。計画のみ
G222TCM:通常離陸(CTOL)型の総括名称
G222:GE社製エンジンを搭載した機体。主要生産型
G222T:RR社製タインエンジンを搭載した機体の総括名称
G222L:リビア向けに製作された機体。T型に準ずる(20機製作)
G222RM:機首に探照灯を装備した航法援助施設検定機(4機製作)
G222SAA:航空消火システムを搭載した消防型
G222ST:胴体を1.5m延長した機体。計画のみ
G222VM:垂直尾翼頂部と機首下にアンテナを装備した情報収集機。別名G222GE
G222-28:搭載燃料を増加させた改良型。計画のみ
G222PROCIV:各種任務に転用できる汎用輸送型
C-27A:米空軍が導入した機体の呼称
C-27J:ロッキード・マーチン社との共同開発による性能向上
LAST UPDATE 2000,12,09