エンブラエル EMB−110/111バンデイランテ

EMB-110/111 BANDEIRANTE ,Embraer

EMB-111
ブラジル空軍所属のEMB−111バンデイランテ(P−95)

 1960年代後半にブラジル空軍が使用していたビーチD−18の後継機として開発された機体。ブラジルの 航空会社エンブラエル社は当機を開発したことにより世界市場へ参入できる技術力を持つことが認められた。
 生産国であるブラジルの空軍・海軍を始め南米各国やアフリカ諸国などでも当機を輸送機や洋上哨戒機とし て導入しており、民間航空会社へのコミューター機としてのセールスも好調な機体であった。
 現在のエンブラエル社主力機は後継のEMB−120ブラジリアに移行しているが、当機を導入した軍や航空 会社では現在も現役で使用しているところが多く第一線から退くのは当分先のことであろう。
 余談ではあるが日本でも広島を中心に就航していたコミューター航空西瀬戸エアリンク社も当機を2機運用し ていたが現在は採算性の問題から就航していない。

機体詳細データ(EMB−111バンデイランテ・パトルーラ)
寸法(L×W×H/翼面積)14.91×15.95×4.91m / 29.10m2
(全幅は翼端の増加燃料タンクを含むサイズ)
機体重量(自重/全備)3,760kg / 7,000kg
飛行速度(最大/巡航)459km/h / 360km/h
上昇率(海面上)362m/min
上昇限度(実用)7,700m
離着陸距離(離陸/着陸)807m / 868m
航続距離2,000km
エンジンプラット&ホイットニー・カナダ社製 PT6A−34ターボプロップ×2基
出力750hp×2 機体内燃料搭載量1,730kg
武装武装なし
乗員数/機体初飛行乗員2名+乗客19名 / 1968年10月22日(原型機)
備考(主要タイプ詳細) EMB-110:原型および生産前機。ブラジル軍(FAB)呼称はYC−95(4機製作)
EMB-110 BANDEIRANTE:初期生産モデル。12座席の軍用輸送機。FAB呼称C−95
EMB-110A:EMB-110の航法援助施設校正型。FAB呼称はEC−95
EMB-110B:光学カメラとつい荷電し装備を搭載した空中測量型。FAB呼称はRC−95
EMB-110C:15〜19座席を持つ民間輸送型。ウルグアイ空軍、チリ海軍も使用
EMB-110E:EMB-110CベースのVIP輸送型。座席数は6〜8
EMB-110K1:胴体延長と出力強化をおこなった軍用輸送型。FAB呼称はC−95A
EMB-110P:コミューター航空向けの民間旅客/貨物輸送型。最大21座席
EMB-111:短胴の海洋監視型。ブラジル空軍、チリ海軍などが採用。FAB呼称P−95
LAST UPDATE 2000,11,21