ボーイング E−767

E-767 (767AWACS) , Boeing

767AWACS
航空自衛隊所属のE−767

 1991年、ボーイング社がE−3セントリーの 生産終了に伴い、潜在的ユーザー向けに開発を発表した機体。E−3セントリーが707旅客機をベースとしていたのに 対しこちらは最新の767−200ERをベースとすることで、長時間滞空能力や客室容積の増大を図っている。
 搭載されるレーダーシステムは最終型E−3(E−3C)と同様のAPY−2システムだが、実際には絶え間ない近代 化改修のためE−3に搭載された物よりも格段の性能向上を果たしたシステムである。客室容積が拡大しているため装備 搭載スペースや居住空間に余裕があり、導入後の近代化改修にも容易に対応できるようになっている。
 当機の最初の顧客としては日本の航空自衛隊が1993年予算で2機、翌年にも2機の発注を行い、1号機は199 4年10月にロートドーム無しの状態で初飛行、1996年にはロートドームを搭載しての初飛行を実施、1998年 3月に航空自衛隊に引き渡しされている。ボーイング社は日本以外に韓国などにも積極的に売り込みを行っており最 終的に約20機程度の需要があると見込んでいる。
 707旅客機の生産ラインが閉じたことにより、707シリーズの機体を流用していた軍用機 (KC−135給油機E−8 J−STARSなど)の新造も不可能と なったため、ボーイング社は今後767旅客機ベースの軍用型を提案していくようである。

機体詳細データ(E−767)
寸法(L×W×H/翼面積)48.51×47.57×15.85m / 283.3m2
機体重量(自重/全備)不明 / 174,635kg
飛行速度(巡航)805km/h
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)10,360〜12,220m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離8,330〜9,260km、警戒滞空時間8〜13時間
エンジンジェネラルエレクトリック社製 CF6−80C2B6FAターボファン×2基
推力 27,900kg×2  機体内燃料搭載量 91,380リットル(民間型767の場合)
武装武装なし
乗員数/機体初飛行乗員2+操作員19名 / 1996年8月9日
備考(各タイプ詳細) 767 AWACS:ボーイング社が提案した767旅客機ベースの早期警戒機
E-767:航空自衛隊が導入した機体の呼称(4機製作)
LAST UPDATE 2001,01,01