ボーイング E−3セントリー

E-3 SENTRY ,Boeing

E-3
米空軍所属のE−3セントリー

 ボーイング社のベストセラー旅客機707−320Bをベースにした早期警戒機。機体上部に取り 付けられた大型のレーダーロートドームが最大の特徴である。
 レーダーは通常見通せる範囲の物体しか探知できないため、高所にレーダーアンテナがあるほうが 遠くまで探知できる。そこで飛行機にレーダーを搭載して探知をおこなえば遠くまで見通せるという ことから開発されたのが早期警戒機で、早期警戒機の中でも特に知名度が高いのがこのE−3である。
 1970年に開発が始まった当機は米国空軍を初め、NATO・サウジアラビア・イギリス・フラ ンスが導入を行い、生産最終機(フランス向け機体)は1991年にロールアウトした。母機となる 707旅客機の生産ラインが閉じてしまったため今後の生産は行われないが、ボーイング社は後継機 として767旅客機をベースにした767AWACSを 開発しており、この機体は航空自衛隊が4機を導入しているほか韓国などにも売り込みが行われている。

機体詳細データ(E−3C)
寸法(L×W×H/翼面積)46.61×44.42×12.73m / 283.35m2
機体重量(自重/全備)83,658kg / 151,953kg
飛行速度(最大/巡航)852km/h / 763km/h
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用/限界)8,939m以上
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続時間無給油で11時間、1,610km進出時にミッション6時間可能
エンジンプラット&ホイットニー社製 TF33−PW−100Aターボファン×4基
推力 9,525kg×4  機体内燃料搭載量90,300リットル(民間型707の場合)
武装武装なし
乗員数/機体初飛行乗員4名+操作員18名 / 1972年2月9日(EC−137D)
備考(各タイプ詳細) EC-137D:原型機。レーダー試験用として民間型機を改装(2機改装)
CORE E-3A:最初の米軍向け生産型。APY−1レーダーを搭載(通算24号機まで)
STANDARD E-3A:APY−2レーダーを搭載した米軍向け機体(通算34号機まで)
E-3B:処理コンピューターを高性能化したコアE−3A
E-3C:操作コンソールと電子妨害装置を強化したスタンダードE−3A
E-3A/Saudi:サウジアラビア向けの機体。米軍向けとエンジンが異なる(5機製作)
E-3A/NATO:NATO向けの機体。ルクセンブルグ公国の登録記号を持つ(18機製作)
E-3D:英国向けの機体。英空軍呼称はセントリーAEW.1(7機製作)
E-3F:フランス向けの機体。サウジ向けに準ずる(4機製作)
LAST UPDATE 2000,12,02