デハビランド・カナダ DHC−4カリブー

DHC-4 CARIBOU , De Havilland Canada

C-7B
米国空軍所属のC−7Bカリブー

 カナダのデハビランド・カナダ社が開発したSTOL短距離輸送機。設計コンセプトは DC−3と同等の 搭載能力と同社の小型輸送機DHC−2ビーバーやDHC−3オッターなどのSTOL性能を組み合わせ ることであった。
 1956年に開発が開始されカナダ軍は早速2機の原型を発注した。また米陸軍でも「陸軍が運用す る固定翼機は自重2,270kg未満とする」という制限が解除されたため、自前で運用できる固定翼輸送 機として5機の発注を行っている。原型機は1958年に初飛行した。
 下反り角を持つ中翼が外見上の特徴であるが胴体後部には傾斜路(ランプ)兼用となる大型貨物ドア も設置され、短い主脚とともに近代輸送機としてオーソドックスなスタイルにまとまっている。
 カナダ空軍ではCC−108、米陸軍ではAC−1(後に3軍統一呼称に変更したためCV−2)と名 付けられ正式採用されている。当機は民間型も含めて全部で307機が生産された。
 カナダ空軍では後継機DHC−5バッファロー(DHC−4の胴体ストレッチモデル)を採用したため 余剰となった当機はコロンビアやオマーンをはじめとした数カ国に売却されている。また、米陸軍では1 967年に所有していた当機を全機空軍へ移管、空軍ではC−7の呼称でベトナム戦争に使用された。

機体詳細データ(DHC−4A)
寸法(L×W×H/翼面積)22.12×29.15×9.68m / 84.72m2
機体重量(自重/全備)8,283kg / 12,927kg
飛行速度(最大/巡航)348km/h / 293km/h
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用/限界)不明
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離390km(最大荷重時、若干の余裕有り)
エンジンプラット&ホイットニー社製 ツインワスプR-2000-7M2ピストンエンジン×2基
出力 1,450hp×2
武装武装なし。最大貨物搭載量 3,048kg
乗員数/機体初飛行乗員2名+兵員32名 / 1958年7月
備考(各タイプ詳細) DHC-4:当機の社内呼称。最初の生産型
DHC-4A:改良型機の社内呼称。生産24号機以降の機体
CC-108:カナダ軍における当機の呼称
AC-1:米陸軍における当機の呼称。後にCV−2Aと改称
CV-2B:米陸軍における第2生産グループ機の呼称
C-7A:米空軍における当機の呼称。元CV−2A
C-7B:米空軍における第2生産グループ機の呼称。元CV−2B
LAST UPDATE 2001,06,03