ダグラス C−74グローブマスター

C-74 GLOBEMASTER , Douglas

C-74
米陸軍航空隊所属のC−74生産型1号機

 ダグラス社が第二次大戦中に設計した民間向け大型旅客機DC−7の設計に端を発した機体。太平洋戦線 において兵站輸送の重要性に気づいた米陸軍では広大な戦域をカバーできる大型輸送機を欲し、1942 年にダグラス社と開発契約を締結した。
 しかし、最初の機体が完成したのは対日戦終結直後であったため発注数は50機から製作中の機体のみ の14機へ削減されている。
 当時最大級の貨物室には軽戦車2台か105ミリ曲射砲2門とその牽引車および弾薬・操作兵などを搭載 できるスペースを持っており、22t近い貨物を積んで5,500kmもの長駆を飛行できる能力を備えてい た。また、主翼内には飛行中にもエンジン室へ接近できるよう歩行路が設けられていた。
 1947年に始まったベルリン大空輸ではその能力を遺憾なく発揮したものの、配備機数が少ないため目 立った活躍は示せなかった。1960年代には全機が退役しているが、うち3機は民間に払い下げられてお り1970年代半ばまで飛行を続けていた。

機体詳細データ(C−74)
寸法(L×W×H/翼面積)37.85×52.81×13.34m / 233.19m2
機体重量(自重/全備)39,087kg / 78,018kg
飛行速度(最大/巡航)523km/h / 341km/h
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)6,645m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離12,550km(空輸時)、5,500km(荷重21,800kg)
エンジンプラット&ホイットニー社製 R−4360−49星形レシプロ×4基
出力 3,500hp×4
武装武装なし。最大貨物搭載量 25,400kg
乗員数/機体初飛行乗員5+兵員125名 / 1945年9月5日
備考(各タイプ詳細) XC-74:最初の生産機に付けられた呼称
C-74:採用後の制式名称。14機で生産打ち切り
LAST UPDATE 2001,05,05