フェアチャイルド C−26

C-26 , Fairchild

C-26A
米空軍所属のC−26A

 米空軍が州航空隊作戦支援機(ANGOSTA)としてコンベアC−131の後継機に選定した 機体。元になったのはフェアチャイルド社が開発した双発ターボプロップ機SA227で、ビジネ ス機「マーリン」とコミューター機「メトロ」のシリーズが生産されている。
 最初に発注(1988年発注)されたのはメトロIIIをベースにした機体で、米空軍はC−26A の呼称で採用した。また90年には追加発注を行い、この時はメトロ23をベースにした機体であっ たためC−26Bの呼称が与えられた。これら機体は人員/VIP輸送が主任務であるため客室内は 民間型とあまり相違無いが、必要に応じて担架搭載仕様や全貨物型に変更することが可能となってい る。また機体総重量が民間型より大きくなっているため主脚や機体構造が強化されている。
 近年中南米からの麻薬密輸が増加しているため米空軍では麻薬密輸監視機を任務に就かせている が当機ベースの監視機UC−26Cも1機製作されている。これは民間型マーリンIVCに監視レーダー やFLIR(夜間暗視装置)を搭載した機体となっている。A/B型の一部の機体は米空軍から中南 米諸国の軍や警察へ供与されているものもある。
 なお、米軍以外に「メトロ」ベースの機体を使用している国としてはスウェーデンがありメトロ IIIベースのVIP輸送機Tp88を採用しているほか、 S100Bアーガスに使用されている PS890レーダーの試験用機としてもメトロIIIが利用されていた。

機体詳細データ(C−26A)
寸法(L×W×H/翼面積)18.09×17.37×5.08m / 28.7m2
機体重量(自重/全備)4,198kg / 7,258kg
飛行速度(最大/巡航)518km/h(最大巡航)
上昇率(海面上)722m/min
上昇限度(実用)8,140m
離着陸距離(離陸/着陸)1,020m / 747m
航続距離4,110km(空輸時)、540km(最大荷重時)
エンジンギャレット(現アライドシグナル)社製 TPE331−12ターボプロップ×2基
出力 1,000hp×2  機体内燃料搭載量 2,153リットル
武装武装なし。最大貨物搭載量 2,410kg
乗員数/機体初飛行乗員2名+乗客19名 / 1965年4月13日(マーリン原型)
備考(各タイプ詳細) C-26A:民間型メトロIIIベースの機体。米空軍が最初に導入したモデル(13機)
C-26B:民間型メトロ23ベースの機体。A型の改良型(37機)
UC-26C:民間型マーリンIVベースの空中監視機。FLIR、レーダー装備(1機)
Tp88:スウェーデン空軍におけるメトロIIIの呼称。主にVIP輸送機として使用(1機?)
Marlin:民間型短胴モデルの総称。I型〜IV型がある
Metro:民間型長胴モデルの総称。II型〜III型および23型がある
LAST UPDATE 2001,05,26