ダグラス C−133カーゴマスター

C-133 CARGO MASTER , Douglas

C-133
米空軍軍事輸送隊(MATS)所属のC−133Aカーゴマスター

 第二次大戦中から米軍は長距離重輸送機の必要性・重要性を認識していたため、大戦中に発注した C−74グローブマスターや その改良拡大型である C−124グローブマスターIIな どの大型輸送機を計画的に調達していた。これら大型輸送機はベルリン大空輸や朝鮮戦争などで活躍し 米軍の認識の正しさを証明した形となった。
 これら大型輸送機の実績をふまえ米空軍は1950年代前半に新型ターボプロップ動力の輸送機 開発をダグラス社に指示した。このときダグラス社に要求されたのは超大型のC−132と米空軍兵站 輸送システムSS4021に沿った設計のC−133の二種類であった。
 C−132は実物大模型(モックアップ)までしか開発されなかったが、C−133の方は原型製 作を抜かして最初から生産型機体の契約を得ることになった。生産型はC−133Aカーゴマスター と名付けられ1957年から部隊配備が開始されている。
 主脚装置は胴体横に張り出した外部ポッドに収納されるため胴体内貨物室を広く取ることができ、 貨物の積み込み・積み降ろしは2箇所の貨物ドアから行うようになっていた。特に後部貨物ドアは傾 斜台にもなるため車両の搭載も可能であった(当時米陸軍が保有していたあらゆる型式の車両が搭載 可能であった)。その後貨物室を0.91m延長して完全に組み立てたタイタン・ミサイルをそのま ま搭載できるようにしたB型も開発され、A・B型ともベトナム戦争で活躍した。
 なお、機体の疲労問題から1971年に全機退役となっており、一部の機体は民間航空会社へ売却 されている。

機体詳細データ(C−133B)
寸法(L×W×H/翼面積)48.02×54.77×14.71m / 248.32m2
機体重量(自重/全備)54,550kg / 129,727kg
飛行速度(最大/巡航)578km/h / 520km/h
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)9,130m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離6,400km(有償荷重23.6t時)
エンジンプラット&ホイットニー社製 T34-P-9Wターボプロップ×4基
出力 7,500hp×4
武装武装なし
乗員数/機体初飛行不明 / 1956年4月23日(生産型1号機)
備考(各タイプ詳細) C-133A:初期型はT34-P-3、後期型はT34-P-7Wエンジン搭載(35機)
C-133B:貨物室を延長し、エンジンをT34-P-9Wに変更した改良型(15機)
LAST UPDATE 2001,04,11