フェアチャイルド C−119フライングボックスカー

C-119 FLYINGBOXCAR , Fairchild

C-119
ベトナム上空を飛行する米空軍所属のC−119

 第二次大戦中の1941年に米国陸軍が示した専用軍用輸送機の開発要求に応えフェアチャイルド社が 開発したC−82Aパケット(小荷物の意)輸送機が元になった機体。戦争中に発注されたC−82A (およびノースアメリカン社のラインで生産されたC−82N)の大半は第二次大戦終結に間に合わな かったが、1954年に最後のC−82Aが退役するまでの間、戦術空軍やMATS(軍事輸送隊)など で活躍した。
 1947年にフェアチャイルド社はC−82Aの改良型を開発した。エンジンを強力な物に変更し、胴 体延長・構造強化により搭載量を増したこの改良型はC−119と名付けられ早速米軍に採用となったの である。
 米空軍に採用されたC−119フライングボックスカー(空飛ぶ貨車)は朝鮮戦争やベトナム戦争など で、広範囲に渡る輸送任務に従事し優れた実績を上げた。また、ベルギー、ブラジル、インド、台湾をは じめとして各国軍でも使用されたがこれら外国での使用機体の大半は米国の軍事援助計画により供与され た機体であった。

機体詳細データ(C−119G)
寸法(L×W×H/翼面積)26.37×33.30×8.00m / 134.43m2
機体重量(自重/全備)18,100kg / 33,700kg
飛行速度(最大/巡航)不明 / 332km/h
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用/限界)不明
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離3,670km(標準燃料)
エンジンライト社製 デュプレックスサイクロンR-3350-85ピストンエンジン×2基
出力 3,500hp×2
武装武装なし。62名の落下傘兵を搭載可能
乗員数/機体初飛行乗員5名 / 1944年9月10日(XC−82)、1947年(XC−82B)
備考(各タイプ詳細) XC-82:原型機。R-2800エンジン搭載
C-82A:R-2800エンジン搭載型輸送機(約220機)
XC-82B:エンジンを強化した改良型。C−119の原型(82A型1機改修)
XC-119A:XC−82Bを生産基準型に改修した後の名称
EC-119A:XC−119Aを電子妨害装置のテスト機に改修後の名称
C-119B:最初の生産型。R-4360エンジン搭載(55機)
C-119C:尾部に若干の改修を加えた生産型(303機)
YC-119F:R-3350エンジン搭載の改良型テスト機(1機)
C-119F:YC−119Fを元にした生産型(212機)
C-119G:F型のプロペラと装備品を改良した型(480機)
AC-119G:C−119Gを改修した地上銃撃型(ガンシップ)の呼称(26機)
C-119J:F/G型に大きな後部ドアを装着した改修型(62機改修)
EC-119J:C−119Jを改修した人工衛星追跡機(6機改修)
YC-119K:補助推力としてターボジェットエンジンを搭載した改良型原型
C-119K:G型をYC−119K基準に改修した後の呼称(5機改修)
AC-119K:補助ジェットエンジンを搭載した地上銃撃型。G型改修(26機)
C-119L:G型に装備近代化とプロペラ換装を施した機体の呼称(22機改修)
R4Q-1:米海兵隊向け機体の呼称。C型準拠(39機)
R4Q-2:米海兵隊向け機体の呼称。F型準拠(58機)
LAST UPDATE 2001,03,30