ノースアメリカン T−2バックアイ

T-2 BUCK-EYE , NorthAmerican

BuckEye
米海軍第23練習飛行隊所属のT−2Cバックアイ

 1956年に出された米国海軍の多用途ジェット練習機開発要求に応えてノースアメリカン社が開発した機 体。基礎操縦練習から兵器訓練、空母勤務資格取得まで海軍のジェット飛行士達が行う操縦訓練の大半をまか なう機体として活躍した。
 最初の生産型であるT2J−1(後にT−2Aと改称)はウェスチングハウス社製のJ34ターボジェット エンジン1基を搭載していたが、単発機ゆえの安全性問題(海上でのエンジン停止トラブルにおける生存性) 論議が白熱したため1960年代はじめにP&W社製J60エンジンを2基搭載したT2J−2(後にT− 2Bと改称)が開発されることとなった。
 成功作となったのは1960年代末にロールアウトした改良型のT−2Cで、P&W社製J85エンジンを 2基搭載したこの型は1970年代の追加注文も併せて231機が生産されている。また輸出モデルとしてC 型準拠のD/E型が生産され、ベネズエラとギリシアへ輸出された。なおC型以降の機体は翼下4箇所の兵器 パイロンに兵装を搭載することで軽攻撃機としての任務も果たすことが出来るようになっている。
 米海軍所属機は1980年代後半に退役し T−45ゴスホークへ席を譲って いるが、ベネズエラやギリシアではもう少しの間は現役のようだ。
 ※ノースアメリカン社はロックウェル社に併合されたため、資料によっては当機の製造メーカーをロックウ ェル社としているものも見受けられるが、ロックウェル社に併合された後に製造された機体はごく少数である。

機体詳細データ(T−2C)
寸法(L×W×H/翼面積)11.79×11.63×4.51m / 23.7m2
機体重量(自重/全備)3,680kg / 5,980kg
飛行速度(最大)838km/h(7,600m)
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)13,540m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離1,470km(空輸時)
エンジンジェネラルエレクトリック社製 J85−GE−4ターボジェット×2基
推力 1,340kg×2  機体内燃料搭載量 2,250リットル(翼端タンク含む)
武装固定武装なし、翼下に最大1,600kgまでの兵装(ロケット弾や通常爆弾など)を搭載可能
乗員数/機体初飛行2名 / 1958年1月31日(YT2J−1)
備考(各タイプ詳細) YT2J-1:原型(評価試験)機の呼称。後にYT−2Aと改称(6機)
T2J-1:最初の生産型。単発エンジン。後にT−2Aと改称(217機)
T2J-2:最初の双発エンジンモデル。後にT−2Bと改称(97機)
T-2C:エンジンをJ85に換装した改良型。兵装搭載能力を付加(231機)
T-2D:ベネズエラ向け機体の呼称(12機)
T-2E:ギリシア向け機体の呼称(30機)
LAST UPDATE 2001,01,19