ブラックバーン B−101ベバリー

B-101 BEVERLEY , Blackburn

Beveriey
英国空軍輸送コマンド所属のB−101ベバリー

 中距離戦術輸送機を求めて英国航空省が出した仕様書C3/46に対して、ジェネラル・エアクラフト社が 設計した機体。ジェネラル・エアクラフト社は大戦中に GAL58ハミルカーなどの輸送グライ ダーを設計・製作した経験を持っていたため、このような機体設計に対しての研究も充分に行っていた。
 ジェネラル・エアクラフト社が提出した設計案GAL60ユニバーサルフレイターは航空省の目に留まり、 原型1機の製作契約が締結されたが、原型機が完成したときにはジェネラル・エアクラフト社はブラックバー ン社に吸収合併されていた。このため原型1号機の初飛行はブラックバーン社の工場がある英国ブローで行わ れることとなり、完成した機体は陸路でブローまで運ばれて初飛行を実施したのである。
 原型1号機による飛行試験の結果、エンジンをブリストル・セントーラスに変更し、貨物のパラシュート投 下のため後部扉の再設計、胴体尾部の拡大による座席数増加を盛り込んだ原型2号機(GAL65またはブラ ックバーンB−100と呼ばれた)は1953年6月に初飛行した。この2号機が飛行するまでに英国空軍は 当機を導入することを決定しており、ブラックバーンB−101ベバリーと命名し契約を締結していた。
 1956年から部隊配備が始まった当機は英国空軍輸送コマンドに所属して、英国本国をはじめ中東やシン ガポール、ベトナムなど世界各国に散らばる5個飛行中隊に配備された。
 さらに効率の良い戦術輸送機である C−130ハーキュリーズが 配備されはじめると当機は順次退役していき、1967年末に全機が退役してしまった。退役後、民間機に 改装して使用する計画もあったが、これは実現していない。

機体詳細データ(B−101)
寸法(L×W×H/翼面積)30.30×49.38×11.81m / 270.9m2
機体重量(自重/全備)35,940kg / 64,864kg
飛行速度(最大/巡航)383km/h / 278km/h
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)4,875m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離2,092km
エンジンブリストル社製 セントーラス273星形ピストンエンジン×4基
出力 2,850hp×4
武装武装なし。内部最大積載量22,400kg
乗員数/機体初飛行2〜3名+兵員94名 / 1950年6月20日(GAL60)
備考(各タイプ詳細) GAL60:原型機1号機の呼称
GAL65:多少の改設計を行った原型機2号機の呼称。別名B−100
B-101:英国空軍に採用された生産型の呼称(47機)
LAST UPDATE 2001,02,15