アントノフ An−225ムリヤ

An-225 MRIYA ("COSSACK") ,Antonov

An-225
ファーンボロー航空ショーに展示されたAn−225

 アントノフAn−124の実用化に より世界最大の大型ジェット輸送機を作ったメーカーとして名を馳せたアントノフがソビエト製スペースシャトル である「ブラン」や宇宙ロケット「エネルギヤ」を搭載・運搬するため製作した超大型貨物機。
 ベースはAn−124であるが、機内に収容できないかさばる貨物を搭載するため、背部に搭載ポイントを増設 しており、背部に貨物を搭載した時におこる気流の乱れによって操縦性が悪化するのをふせぐため双尾翼となってい る。また、全長や翼幅も延長されておりエンジンも4発から6発に強化された。なおAn−124にはあった後部 ランプ兼用の貨物ドアは廃止されているため、内部へは機首部からしか貨物を搭載できない。
 非常に大きな航空機であるが、大型フラップや反応の良いエンジン、FBWによる良好な操縦性から「戦闘機なみ の機動が可能」と操縦士に言わしめるほど機動性は高いようだ。当機は最大200トンものペイロードを持ち、シベ リア開発に使用する大型重機やパイプラインの建設資材なども楽々と運搬できるが、量産型であるAn−124ほど セールスに成功しておらず、いまのところごく少数機が製造されたにすぎない。
 NATOコードは「コサック」と名付けられているが、ウクライナ語で夢を意味する「ムリヤ」(アントノフの製 造拠点はウクライナである)の方が通りがよい。

機体詳細データ(An−225)
寸法(L×W×H/翼面積)84.0×88.4×18.1m / 不明
機体重量(自重/全備)175,000kg / 600,000kg
飛行速度(最大/巡航)850km/h(最大巡航速度)
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用/限界)10,000m
離着陸距離(離陸/着陸)2,800m / 不明
航続距離4,500km(最大ペイロード時)、15,400km(最大燃料時)
エンジンロタレフ設計局(現プログレス)D-18Tターボファン×6基
推力 23,400kg×6
武装武装なし(最大ペイロード200,000kg)
乗員数/機体初飛行不明 / 1988年12月21日 
備考(各タイプ詳細) An-225:An-124ベースの拡大型。特殊用途向けのため量産はされていない
LAST UPDATE 2003,03,10