ダッソー/ドルニエ アルファジェット

ALPHAJET ,Dassault / Dornier

alphajet
フランス空軍2/8ニース転換部隊所属のアルファジェットE

 1960年代末にフランスと西ドイツが求めていた操縦練習機について、両国の航空機メーカーそれぞれ が研究を進めていたが設計競争の勝者となったのは仏ダッソー社と独ドルニエ社が共同研究の末に完成させ たTA501であった。二カ国の共同開発となったため搭載エンジンの選定や使用用途などの調整に手間取 ったが両国の歩み寄りによって1973年に原型機が完成するに至った。
 組立ラインは仏トゥールーズと独オーバープファッフェンホーフェンの2箇所に設けられ、両国への納入 が行われたが、高等練習機を欲したフランスと異なり西ドイツは軽攻撃機としても使用したがっため両国の 工場での生産タイプは異なる。また欧州・アフリカ諸国へのセールスも順調であり多数の機体が輸出されて いる。

機体詳細データ(アルファジェットA【近接支援型】)
寸法(L×W×H/翼面積)13.23×9.11×4.19m / 17.50m2
機体重量(自重/全備)3,515kg / 8,000kg
飛行速度(最大)917km/h(高度10,000m)
上昇率(海面上)3,420m/min
上昇限度(実用)14,630m
離着陸距離(離陸/着陸)480m / 520m
航続距離2,460km(内部燃料のみ)、4,000km(増槽使用・空輸時)
エンジンSNECMA/チュルボメカ社製ラルザック04−C6ターボファン×2基
推力 1,350kg×2  機体内燃料搭載量1,630kg
武装胴体下に30mmDEFA機関砲パック×1(弾数150)、翼下にBL755収束爆弾×4、ロケット弾ポッド×2など搭載可能(使用国や任務などにより多種多様な兵装を搭載可能)
乗員数/機体初飛行2名 / 1973年10月26日(原型アルファジェット01)
備考(各タイプ詳細) TA501:設計研究機の呼称
ALPHAJET01〜04:原型機の呼称(4機製作)
ALPHAJET A:西ドイツ向けの近接支援型
ALPHAJET B:ベルギー向けのE型。現地ライセンス生産
ALPHAJET C:輸出用E型の呼称。象牙海岸、カタール、トーゴなどに輸出
ALPHAJET E:フランス向けの高等練習機
ALPHAJET H:モロッコ向けのE型
ALPHAJET MS1:エジプト向けのE型。一部は現地ライセンス生産
ALPHAJET MS2:攻撃兵装強化型。別名ALPHAJET NEGA
ALPHAJET N:ナイジェリア向けのA型
ALPHAJET VTX/TS:米海軍のT−45練習機として製作された機体。採用されず
ALPHAJET Lancer:MS2(NEGA)を基本とした全天候型攻撃機
LAST UPDATE 2000,11,29